伊勢山離宮とは? わかりやすく解説

伊勢山離宮

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 04:18 UTC 版)

伊勢山皇大神宮」の記事における「伊勢山離宮」の解説

明治天皇は、海軍視察明治17年までは横浜港帝国海軍根拠地である東海鎮守府置かれていた)や根岸競馬場天覧競馬根岸競馬場外国領事公使社交場であり、鹿鳴館と並ぶ明治政府外交政策拠点だった)などの理由により、頻繁に横浜行幸をしていた。そのため、明治8年1875年)に行幸の際の御座所となるべく、伊勢山皇大神宮隣接して二階建て洋館である横浜御用邸・伊勢山離宮が建設される明治9年1876年)に明治天皇東北地方巡幸行いその最後には北海道へ渡り函館港からお召し船明丸で横浜港へと向かった。その到着は、7月20日午前予定していたが、実際に荒天見舞われ深夜となってしまう。結局外国領事たちの出迎え急遽中止となり、明治天皇そのまま伊勢山離宮に入り宿泊することになったちなみに、この時の逸話元にして、昭和16年1941年)に7月20日海の記念日制定され、更に平成7年1995年)からは国民の祝日海の日となる。 また、伊勢山離宮は迎賓館としても使用され明治政府にとって初めての国賓として来日したハワイ王国カラカウア国王や、帰路和歌山県串本町沖で乗艦難破し命を落としたオスマントルコ親善特使パシャ提督エルトゥールル号遭難事件)もここに招かれている。

※この「伊勢山離宮」の解説は、「伊勢山皇大神宮」の解説の一部です。
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