伊久比売神社とは? わかりやすく解説

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伊久比売神社

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/04/10 14:56 UTC 版)

伊久比売神社(いくひめじんじゃ)は、和歌山県和歌山市市小路(いちしょうじ)に鎮座する神社。『延喜式神名帳紀伊国名草郡の「伊久比売神社」に比定される式内社論社で、現在は和歌山市楠見、野崎2地区と貴志地区の次郎丸(じろまる)、延時の産土神として信仰されている[1]。旧村社




  1. ^ 『和歌山市要』(増補5版)、和歌山市、昭和40年。
  2. ^ 吉田東伍の『大日本地名辞書』は「伊比売」は「伊比売」の誤りで、伊也土神社(六十谷鎮座の射矢止神社)の「伊也土」に対するものではないか、更に伊也土神は大屋毘古神(五十猛神の別称)のこと、それに対する「伊也比売」は大屋姫(大屋津姫命)のことではないかとの説を掲げる。また、出口延経の『神名帳考証』(享保18年(1733年)成稿)や『南紀神社録』(延享3年(1746年)刊)は稚日女命(尊)としている。
  3. ^ 『紀伊名所図会』。
  4. ^ 荘園ではなく、古代・中世の楠見郷に由来する近世の集落単位。
  5. ^ それぞれ現在の大字次郎丸、市小路、楠見中、船所(ふなどこ)に相当する。
  6. ^ 『紀伊続風土記』。因みに享保13年6月の改めに係る『楠見荘生姫神社再顕座帳』(『和歌山市史』第6巻所収)によれば、享保11年6月28日付で藩から式内社認定の達しがあり、翌12年2月3日には式内社であり境内「禁殺生」である旨の制札が建てられている。
  7. ^ a b c 『角川日本地名大辞典』。
  8. ^ a b c d 『和歌山県の地名』。
  9. ^ 『式内社調査報告』。前掲『再顕座帳』によれば、中ノ村から3名、市小路村から7名、船所村から4名、次郎丸村から3名、の計17名が知られる。
  10. ^ 『式内社調査報告』。
  11. ^ 前掲『再顕座帳』。
  12. ^ 船所に鎮座していた無格社。
  13. ^ 市小路字権現に鎮座していた無格社、明治43年遷祠。
  14. ^ 楠見中字弾塚に鎮座していた無格社、明治41年遷祠。
  15. ^ 平井に鎮座していた無格社。
  16. ^ 粟に鎮座していた無格社。


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