井上馨 いのうえ かおる
山口生まれ。政治家、元老。父は萩藩の郷士。高杉晋作らとともに、尊王攘夷運動で活躍。維新後は参与、大蔵大輔、参議兼工部卿、外務卿などを歴任。明治9年(1876)特命副全権大使として日朝修好条規の締結に関わる。三井をはじめ、実業界とも深いつながりを持ち、鉄道事業などにも関与した。18年(1885)第1次伊藤内閣の外相に就任。鹿鳴館に象徴される欧化政策を展開し、不平等条約の改正に奔走。黒田内閣農商務相、第2次伊藤内閣内相、第3次伊藤内閣蔵相等を歴任し、引退後も元老として重きをなした。
- 著作等(近代デジタルライブラリー収載)
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- 羅馬字会総会演説筆記 / 井上馨, プランケット述 ; 渋谷新次郎編 羅馬字会, 明19.3 <YDM76980>
- 北海道漁業ニ関スル意見并ニ開墾及ヒ運輸等ノ事 / 井上馨他著 外務省, 明19.12 <YDM301051>
- 井上農商務大臣ノ談話 フヱスカ氏ノ農業改良按 農商務省, 明21序 <YDM42443>
- 井上農商務大臣ノ談話 ワグネル氏ノ工業ノ方針 農商務省, 明21序 <YDM42951>
- 第三回内国勧業博覧会井上副総裁並ニ九鬼審査官長演述 内国勧業博覧会事務局, 明22.5 <YDM42256>
- 維新風雲録 / 末松謙澄編 哲学書院, 明33.10 <YDM2035>
(注:この情報は、国立国会図書館ホームページ内の「近代日本人の肖像」の内容を転載しております。掲載内容の複製については、国立国会図書館の許諾を得る必要があります。)
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