事業中区間
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 14:19 UTC 版)
山県IC - 大野神戸IC間、養老IC - 大安IC間が、2020年(令和2年)3月現在事業中である。西回り区間の開通により東海環状道が完成し、名古屋環状2号線と併せて、名神 一宮JCTを含む環状道路内側の渋滞解消や名神の通行止め時の迂回機能が見込まれている。 2022年(令和4年)4月現在の状況は次の通り。 山県IC - 岐阜IC : 橋梁下部工事、改良工事、岐阜山県第一トンネル工事を推進中。 岐阜IC - 大野神戸IC : 橋梁下部工事、改良工事を推進中。 養老IC - 北勢IC : 用地取得中。埋蔵文化財調査、橋梁詳細設計を推進中。橋梁上下部工事、改良工事を推進中。 北勢IC - 大安IC : 橋梁上下部工事、改良工事を推進中。 公共事業費の大幅削減を受け、国土交通省が2010年度(平成22年度)に整備を凍結する候補に挙げた217区間のうち、養老IC - 北勢IC間が候補に挙げられるなど、全線開通時期については未定であったが、NEXCO中日本が国土交通省から西回り区間の事業許可を受けた事により、「一般国道事業と有料道路事業による事業方式」でいったんは2020年度(令和2年度)末までの全線開通を目指す方針が発表された。しかし、2015年(平成27年)時点で再び全線開通時期が未定となり一部区間のみ開通予定が発表されている状況となった。その後、2018年度(平成30年度)予算の大臣折衝で、政府の財政投融資による資金1.5兆円を建設に使うことが財務省に認められ、整備が早まるとして、国土交通省は用地取得の難航している養老IC - 北勢IC間を除く、山県IC - 大野神戸IC間と北勢IC - 大安IC間の開通時期を用地取得等が順調な場合、2024年度(令和6年度)とすることを発表した。2021年(令和3年)4月現在では「用地取得等が順調な場合」の文言が削除され、2024年度(令和6年度)に開通する予定になった。 さらに2020年(令和2年)3月には、唯一開通時期が示されていなかった養老IC - 北勢IC間について、それまで有料道路事業と公共事業の組み合わせにより整備を推進してきたところ、今般、中京圏の新たな高速道路料金の導入により確保する財源を活用して、有料道路事業の額および施行区分を拡大することで事業を加速するとし、用地取得等が順調に進んだ場合の開通予定時期が2026年度(令和8年度)と発表された。これにより全線開通する予定。
※この「事業中区間」の解説は、「東海環状自動車道」の解説の一部です。
「事業中区間」を含む「東海環状自動車道」の記事については、「東海環状自動車道」の概要を参照ください。
- 事業中区間のページへのリンク