主題歌・劇伴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/01 10:37 UTC 版)
「HELLO WORLD (アニメ映画)」の記事における「主題歌・劇伴」の解説
通常のアニメ映画では、絵コンテが完成してから劇伴作家に曲を発注し、場面に合わせた注文通りの曲を作ってもらうという過程で劇伴が作られるが、それでは綺麗にまとまりすぎてしまうという考えや、作画と劇伴の制作を平行して進めることで互いの作業が刺激し合えるのではないかという思惑もあり、本作品では劇伴の専門家ではない複数のアーティストたちに場面ごとの曲を競作してもらうという形が取られた。本作品のエンディングテーマを担当しているOKAMOTO'Sを中心として人脈伝いに集まったメンバーで「2027Sound」というグループが作られ、劇伴や主題歌が作られた。 「新世界」 OKAMOTO'Sによる主題歌。作詞はオカモトショウ、作曲はオカモトショウとオカモトコウキ、編曲はOKAMOTO'Sと小林武史による。 映画のエンディングテーマとして流れる。主題歌の中では早い段階で作られた曲で、メンバーのオカモトショウによれば、最初に脚本を読んだ直後の第一印象で作り、その後の作業が進み他の候補も作られる中で、監督の伊藤から「やはり最後に流れるのはこの曲がいい」と指名され、エンディングテーマに決まったとされる。 「オープニングテーマ feat.AAAMYYY」 AAAMYYYが歌うオープニングテーマ。作曲はオカモトショウとオカモトコウキによる。 映画冒頭の日常描写の中で流れるスキャット曲。 「イエスタデイ」 Official髭男dismによる主題歌。作詞・作曲は藤原聡、編曲は蔦谷好位置による。 映画前半の、主人公の直実が先生(ナオミ)の指示で、ヒロインの瑠璃と少しずつ仲を深めていく場面で流れる。作詞と作曲を担当した藤原聡によれば、疾走感を重視し、恋が始まって想いが加速していくイメージを表現したという。劇中で流れるのは3番サビの部分で、映画で使われている部分では主人公の直実の心境に沿った内容となっているが、曲全体では映画全体の登場人物たちの心の機微を表現しているとされる。 「Lost Game」 Nulbarichによる主題歌。作詞はJeremy QuartusとRyan Octaviano、作曲・編曲はJeremy Quartusによる。 映画クライマックス、直実と先生(ナオミ)の別れの場面で描かれる。作詞作曲に携わりボーカルも担当しているJeremy Quartusによれば、作品の全体像がほぼ完成していて他の場面で使う曲が決まっており、曲の盛り上がりが来る場面のタイムコードまで決まっている段階で依頼を受けたといい、主人公の感情に寄り添うために打ち合わせを重ねて作ったという。
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