主催母体による分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/24 14:34 UTC 版)
サークル・同好会 アマチュアカメラマンの同士が集い、非営利で開催されるもの。多くは会員制組織で運営されている。本来の撮影会の形であるが、会員組織が主催の場合は外部から参加する利用者にとっては業者型と近い費用負担が発生する。 マスコミ カメラ雑誌アサヒカメラの出版元である朝日新聞社が主催しているオールアサヒ(ただし、この撮影会はサークル・同好会の運営形式による)、デイリースポーツが主催しているデイリービューティーフォトコンテストなどマスコミの事業部門が開催するフォトコンテストと一体となっている撮影会。これらは年に1回程度の定期開催となっている。 2009年からはサンケイスポーツがサンスポフォトセッションという撮影会の主催を開始したが、こちらは後述する専門業者型撮影会となっている。これに追随する形でスコラ、週刊少年チャンピオン、日本テレビ放送網(系列の日本テレビイベント主催でアイドルの穴という番組のタイアップ企画)が参入している。 自治体および観光協会などの公益団体 当地の観光協会などの公益団体が観光政策の一端として地場のミスなどをモデルとして開催する撮影会。フォトコンテストと一体化している場合が多い。 カメラ・フィルムメーカー 自社のユーザーに向けた宣伝活動の一環として撮影会を開催する。多くの場合、都市部周辺の公園で「ポートレート部門」「ネイチャー部門」「風景部門」などのカテゴリ分けをして、それぞれに講師が付いて指導を行いながら進められる。自社製カメラなどの機材の貸し出しが行われたり、コンテスト出展の際のフィルムやプリント用紙のメーカーの制限がある場合がある。 カメラ店 メーカー撮影会とほぼ同趣旨。コンテスト用のプリントが指定店舗のみという制限が付く場合が多い。 スタジオの経営者 自社スタジオの活用のため撮影会を開催する。モデル事務所からモデルを調達するスタジオ、モデルを専属させて開催するスタジオなど開催形態はさまざまである。 芸能事務所 所属タレントの売り出しを目的に撮影会を開催している。2000年代はレースクイーン系の事務所に多く見られたが、2010年代にはライブアイドル・ローカルアイドルの盛行とともに収入源確保のひとつとして撮影会を行うケースも多い。 専門業者 撮影会の開催を業とする団体、会社組織。自らはモデルを抱えず、開催の都度所属事務所に出演依頼をしてモデルを調達する。 その他 カメラの新機種のキャンペーンのため店頭などでの試写を目的としたものも「撮影会」と呼ばれる場合がある。多くの場合無料である。 グラビアアイドルなどが自らのDVDや写真集の販売促進のため、購入者を対象に店舗内で1~数カット撮影をさせる事があり、それを「撮影会」と呼んでいる。通常、商品代金以上の対価は発生しない。
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