主人公の家族とその周囲の人々
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/16 06:00 UTC 版)
「サイクル野郎」の記事における「主人公の家族とその周囲の人々」の解説
丸井剛太郎 輪太郎の父。丸井自転車商会の主人。昔ながらの頑固職人風の親父。もともと輪太郎をあまり信用しておらず、中学卒業後、進学も就職もせず、家業も継がず、モラトリアム状態で日本一周自転車ツーリングに挑むことを快く思っていなかった。1度目の出発では崖から落ちてクラッシュして失敗しているため(第1巻)、初期には「どうせすぐあきらめて帰ってくる」と悪態をついていた。しかし後には時々輪太郎が旅先から寄越す便りを楽しみにしている。日本一周仲間のナマハゲが丸井家に滞在したことが元で、輪太郎の父が重傷を負って入院する事件に発展したことがある。 丸井マサエ 輪太郎の母。いつも割烹着の肝っ玉母さん。夫以上に大柄かつ腕力の持ち主で、夫婦喧嘩をすれば彼女が伸す。基本的に夫婦仲は良好。旅先での輪太郎を案じている。 丸井洋一 輪太郎の兄で大学生。バイク乗りで、田沼バイク店店主とも親しい。輪太郎のよき理解者にして協力者であり、兄弟仲は悪くないが、成績優秀な兄と何かと比較されることが、輪太郎の自転車日本一周旅行出発のきっかけでもあった。 丸井サユリ 輪太郎の妹。旅先からの輪太郎の手紙に一喜一憂し、夫婦喧嘩する両親よりもしっかり者といわれている。 田沼バイク店店主 丸井自転車店の向かいのバイク店の親父。輪太郎の話題に挙がると悪態を吐く皮肉屋で、輪太郎の親父とは良き喧嘩友達。娘のかおるには、輪太郎との付き合いに良い顔をしていない。オートバイ販売業者組合の団体旅行で北海道知床岬に出かけた時に、ツーリング中の輪太郎と再会した。 田沼かおる 輪太郎の中学の同級生。高校に進学しているが、輪太郎とは幼馴染でもあり、旅行中の輪太郎を案じている。 マリちゃん 陣太郎がいつも写真を持ち歩く恋人。実は幼馴染。 陣太郎の父 矢野寿司店の主人。息子たちの旅を心配し、よく丸井自転車店を訪れるが、田沼バイク店店主の悪い冗談に本気で不安に陥ることもある。物語の後半には、早く旅を終わらせることを願って、何度も旅先の陣太郎を尋ねていったが、終盤に父の大病のため、陣太郎は鹿児島で日本一周を断念することになる。 日高剣吾の父 日高工務店の棟梁。北海道一周ということで自転車旅行に出かけた息子・剣吾を待っていたが、剣吾が帰宅もせず突然、「このまま帰ったら一生後悔しそうな気がする」と日本一周にでかけたことに、取り乱していた母親とは対照的に結局、認める。
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