主なごみ問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/15 15:16 UTC 版)
東京ゴミ戦争 - 高度経済成長期に東京都の江東区と杉並区との間で起こった対立。 豊島産廃問題 - 産廃特措法適用。香川県の豊島に産業廃棄物50万トンが不法投棄され、業者が摘発された。 上内間木産廃問題 - 埼玉県朝霞市上内間木の新河岸川河川敷に産業廃棄物(推定10,000m2以上)が不法投棄され、犯人の特定が出来ずに時効が成立した。ドラム缶にはPCBや鉛などの有害物質とトリクロロエチレン、テトラクロロエチレン等の揮発性有機溶剤(特定有害産業廃棄物に規定されている有害物質)が多く含まれている事が判明した。 RD社産廃問題 - 滋賀県栗東市内の最終処分場から高濃度の硫化水素 (H2S)ガスが検出され地下水汚染も問題となった。同県は改善命令を出し是正工事を完了させたが、その後の調査で有害物質の入ったドラム缶が埋められていることが判明した(不適正保管)。同県は同社に対して撤去等を命じたが、経営破綻により同社の対応が見込めなくなった。 藤前干潟問題 - 愛知県名古屋市で、藤前干潟を干拓してごみ処分場を作る計画であったが、ストップがかかった。 札幌ごみ問題 - 北海道の札幌市清田区で、森林に約300mにわたって車やタイヤ等を不法投棄され、通称ごみロードと名づけられた。2008年2月12日に古物商が逮捕された。 小金井ごみ問題 - 東京都小金井市におけるごみ処理問題。2007年の二枚橋清掃工場閉鎖に伴い、小金井市は新たな地方公共団体とごみを共同処理する方針を決定したが、新処理場建設が建設予定地近隣の市民の反対により頓挫し、自力でのごみ処理が不可能となった。ごみ緊急事態宣言をしてタウンミーティングを行うものの進展がなく、新たに選ばれた小金井市長もごみ処理について不適切な発言をし、ごみ処理を依頼していた国分寺市など近隣各市の反発を招き、着任直後に辞任に追い込まれるなど、長期にわたって混乱が続いた。 東京都清掃センター水銀排ガス事件 - 東京都における水銀含有ごみ問題。清掃工場から高濃度の水銀が含まれた排気が放出され、周囲が汚染された事件。また、焼却炉の運転が長期にわたり停止することとなりゴミ収集に大幅な遅延が発生した。
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