中里_(久喜市)とは? わかりやすく解説

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中里 (久喜市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/19 22:47 UTC 版)

日本 > 埼玉県 > 久喜市 > 中里 (久喜市)
中里
中里
中里の位置
北緯36度06分29.12秒 東経139度43分11.04秒 / 北緯36.1080889度 東経139.7197333度 / 36.1080889; 139.7197333
日本
都道府県 埼玉県
市町村 久喜市
区域 栗橋区域
人口
2017年(平成29年)10月1日現在)[1]
 • 合計 364人
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
349-1112[2]
市外局番 0480[3]
ナンバープレート 春日部

中里(なかざと)は、埼玉県久喜市町名[4]。旧埼玉県北葛飾郡栗橋町大字中里[5]郵便番号349-1112[2]

地理

久喜市東南部、中川権現堂川の間の沖積平野に位置する[5]。地内の自然堤防上を東武日光線が南北に走り、南部の一部では幸手市との市座会に沿う。全域が市街化調整区域水田及び畑作地の混在する農業地域[5]。北で南栗橋、北東で小右衛門、東で幸手市大字外国府間、南で幸手市大字高須賀、南西で幸手市大字松石、西で狐塚に接する。旧栗橋町に属していたため、現在の久喜市内では栗橋区域に属する。

河川

湖沼

  • 雷電池 - 町域南端部。水田からの排水が流入している。周囲はほぼ自然のままの状態が残されている。

歴史

久喜市中里、1986年(昭和61年)撮影。撮影当時は北葛飾郡栗橋町大字中里。北西端が東武線南栗橋駅、南端が中川。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

近世以前

古くは下総国下河辺庄、島中河辺領[5][6][7]江戸時代を通じて天領葛飾郡中里村だった[7]寛永年間以前は下総国に属し、寛永以降は武蔵国に属した[5]。この当時、村内は上・中・下の3つの小名に分かれていた[7]。用水は島川から取られ、助郷日光街道栗橋宿に出されている[5]大豆等を産し、『武蔵田園簿』には中里新田として325余、元禄郷帳以降は199石余が村高として書き残されている[5]。減少の原因は利根川の流路変更及び水害が考えられる[5]。中里村は近世以降権現堂川に沿って堤数20の島中囲堤が建設されていたが水害が多く、明治時代以降も1890年(明治23年)、1910年(明治43年)、1947年昭和22年)の利根川洪水で甚大な被害を受けている[5]

明治以後

明治元年1868年)、下総知県事所轄となり、明治2年1869年)には葛飾県に所属、明治4年1871年)埼玉県葛飾郡中里村となり、1878年明治11年)、郡区町村編制法施行により埼玉県北葛飾郡中里村となる[6]1889年(明治22年)、町村制施行により北広島村・河原代村・北新井村・狐塚村・小右衛門村と合併し北葛飾郡豊田村の大字中里となる[6][5]1944年昭和19年)、戦時町村合併促進法により豊田村が同郡の栗橋町・静村と合併し北葛飾郡栗橋町の大字となるが、戦後の1949年(昭和24年)「行政運営の面で円滑を欠く」との理由から元の1町2ヶ村に分村、再び豊田村大字中里となる[5]。この1町2ヶ村は1957年(昭和32年)に再び合併し、栗橋町大字中里となる[6]1999年平成11年)北部の宅地として造成した部分を南栗橋として分離した[8]2010年(平成22年)3月23日、栗橋町の久喜市・鷲宮町菖蒲町への合併に伴い、久喜市中里となった[4]

地名の由来

二つの川(中川と権現堂川)の中間にある集落の意[5]

世帯数と人口

2017年(平成29年)10月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]

町丁 世帯数 人口
中里 137世帯 364人

小・中学校の学区

市立小・中学校に通う場合、学区(校区)は以下の通りとなる[9]

番地 小学校 中学校
全域 久喜市立栗橋南小学校 久喜市立栗橋東中学校

交通

鉄道

バス

道路

  • 久喜市道(旧栗橋町道幹線1号線)

施設

  • 東武鉄道南栗橋乗務管区
  • 東武鉄道南栗橋変電所
  • 中里下香取会館
  • 中里揚水機場
  • 久喜市立栗橋幼稚園
  • 栗橋地域コミュニティーセンター・栗橋地域子育てセンター「くぷる」 - 栗橋幼稚園に併設されている。
  • 香取神社

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b 人口・世帯数 - 平成29年度人口”. 久喜市 (2017年10月5日). 2017年10月16日閲覧。
  2. ^ a b 郵便番号”. 日本郵便. 2017年10月16日閲覧。
  3. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2017年5月29日閲覧。
  4. ^ a b 合併後の住所の表示-久喜市役所,2015-01-14閲覧。
  5. ^ a b c d e f g h i j k l 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』、角川書店、1988年7月再版、P613,P1239
  6. ^ a b c d 『埼玉大百科事典 第四巻』埼玉新聞社、1975年3月、P53
  7. ^ a b c 大日本地誌大系(二) 新編武蔵風土記稿』、雄山閣、1957年3月、P222
  8. ^ 栗橋町町村合併50周年記念誌「夢 未来 くりはし -栗橋町50年のあゆみ-」 (PDF) 、2011-02-16閲覧。
  9. ^ 久喜市立小・中学校通学区域に関する規則”. 久喜市 (2010年3月23日). 2017年10月16日閲覧。

関連項目

外部リンク


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