世界エネルギー会議
【英】: world energy conference
略語: WEC
1924 年ロンドンにおいて設立された。長年、世界動力会議と称せられてきたが、1968 年に名称を世界エネルギー会議に変更した。定款第 2 条に掲げられた当機関の目的は、(1) エネルギーの潜在的資源並びにエネルギーの生産・輸送・変換および利用に関するあらゆる面からの考究、(2) エネルギー消費とその地域の経済活動の発展との総合的関連の考究、(3) エネルギー供給および利用における社会的および環境的問題の考究、(4) (1) ~ (3) 号に掲げる事項に関する資料の収集および発表、(5) (1) ~ (3) 号に掲げる事項になんらかの点において関係する者による会議の開催、となっており、あらゆる種類のエネルギーをあらゆる面から研究し、全世界の人々の幸福に役立たせようとするものである。主な事業は、定期大会の開催( 3 年ごと)、国際執行理事会の開催(毎年)、特別委員会による特定課題の調査研究、情報資料の収集および図書の発行などである。定期大会は現在までに 12 回開催されており、次回は 1986 年 10 月にフランスのカンヌにおいて開催される予定である。なお、会員数は 79 の国および特定の地理的区域( 1984 年末現在)であり、わが国は創立当初からの会員国(ただし、大戦中一時退会し、1951 年に再加入)であり、現在米国、ソ連、英国、西独、フランス、カナダと共に最上級の会費を負担するとともに、活動面においても指導的役割を演じている。 |
世界エネルギー会議
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/16 08:48 UTC 版)
世界エネルギー会議(せかいエネルギーかいぎ、英: World Energy Council 略称WEC)は、エネルギー事業の役割を果たす国際組織。1924年に世界動力会議(World Power Conference、以下WPC)として設立し、創設者はダニエル・ニコル・ダンロップであった。ダンロップは初代WPC事務局長に就任。1968年モスクワ総会でWorld Energy Conference、1992年マドリード総会で現在の名称となった。
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