世界エイズ結核マラリア基金
2000年7月の九州・沖縄サミットで、感染症は世界の開発における重要課題であり、その解決に向けた国際的なパートナーシップの必要性が確認され、2001年の国連エイズ特別総会、ジェノバ・サミットを経て、2002年1月に設立した。
本基金の特徴は、寄付を先進国政府のみならず、途上国政府、国際機関、企業・個人からも募ること、支援を受ける途上国ごとに国別調整機構(政府、二国間・多国間援助機関、NGO、学界、民間企業の代表、感染者等により構成)を設置して事業計画およびその提出がなされること、事業実施主体は公的セクター・民間セクターを問わないことなどである。
案件は事務局に提出され、技術審査パネルで審査され、承認、条件付き承認、再申請勧告、却下 の4つに分類して理事会に勧告される。2005年8月時点で、約50カ国の政府および民間から52億ドルの誓約がなされ、うち42億ドルが拠出されている。4回の案件募集・審査にて127カ国296案件が承認され、その内訳は疾病別にはエイズ56%、マラリア31%、結核13%、地域別にはサブサハラアフリカ61%、東・東南アジア・オセアニア18%、支援組織別には政府51%、NGO・地域組織25%、支出対象別には医薬品等49%、人材育成20%となっている。
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