下の世界・アレフガルド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 05:37 UTC 版)
「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」の記事における「下の世界・アレフガルド」の解説
精霊ルビスによって創られた地。大魔王ゾーマによって闇に閉ざされており朝が来ることがなく、「闇の世界」と呼ばれている。町やダンジョンなどは、一部を除いて『ドラゴンクエスト』第1作と同じ位置にあるが、第1作ではすべての島・大陸同士が橋やトンネルでつながっていたのに対して、本作では島や大陸の間を結ぶ橋・トンネルの一部がないため、船を使わなければ行けない場所もある。町やダンジョンの構造も第1作と基本的に同じである。なおルビスは第1作では登場していないが、『II』では主人公たちに重要アイテムを授ける役として登場している。 ラダトーム アレフガルドを統治する王国。アレフガルド唯一の王城で、城下町もかなりの広さを誇る。ギアガの大穴からの落下地点よりすぐ東に位置する。城および城下町の位置関係は第1作と逆である。ラルス1世が治めており、その子孫が、第1作に登場したラルス16世となる。 ガライの家 ラダトームの北西、第1作のガライの町の位置にある。後のシリーズで伝説として語られる吟遊詩人ガライの住家であり、地下室にガライの愛用品「銀の竪琴」がある。ガライの両親は、彼が放浪してばかりで家に帰らないことに困り果てている。本作ではガライ本人も若者として登場するが、放浪しており別の場所にいる。 マイラ アレフガルド北東の島の森の中にある村。本作では第1作にあるラダトームとを結ぶ橋がなく、ラダトームからは船を使わないと行けない。露天風呂が湧き出している。道具屋の主人はジパングから来た刀匠である。この刀匠に後のシリーズにロトの剣として伝わる「おうじゃのけん」を制作してもらうことになる。後のシリーズでも2つの剣のデザインがまったく異なるのは公式ガイドブックを担当したガイナックス社員のイラストが採用されたためである。『DQB』では二つの剣は別のものとして登場する。 リムルダール アレフガルド東部の半島にある湖に囲まれた町。本作では、第1作にあるラダトーム・マイラとを結ぶトンネルは工事中の未開通の状態で登場するため、マイラからは行き来できないが、メルキド北部の砂漠の山岳地帯と陸続きになっている。第1作の鍵屋に相当する家には老人が住んでおり、魔法の鍵を見たがっている。西方にある岬は、ゾーマの城がある島に最も近接している。呪われた武器を購入できる唯一の町である。 ドムドーラ 岩山の洞窟から南の砂漠の中に作られた町。この町に貴重な金属(オリハルコン)があるという噂がある。第1作では魔物に襲われ廃墟となっているが、本作では普通に人が暮らす町となっている。井戸の水がかれ始めており、町の行く末を心配している男がいる。 メルキド ドムドーラ南東の高原にある町。第1作のような城壁はまだなく、土嚢で囲まれている。町の人の一部はゾーマに対する恐れから、希望を失って何もせず過ごしている。第1作で登場する「ゴーレム」を研究している学者がいる。 魔王の爪痕 大魔王ゾーマが現れたとされるラダトーム北の洞窟。第1作の「ロトの洞窟」にあたる。最下層にはすべてのものを拒む地割れがある。洞窟内では戦闘中・移動中および敵・味方の別を問わず、唱えた呪文はすべてかき消され無効となる。最下層にはある最強の盾がある。 ルビスの塔 マイラ北西の島(第1作の「雨のほこら」のある場所)にある塔。この塔には、大魔王ゾーマの呪いによって石像にされた精霊ルビスの姿がある。 精霊のほこら 精霊ルビスの配下の妖精がいるほこらで、第1作でロトの印が落ちている位置にある。リメイク版では、彼女がプロローグで勇者に語りかける設定になっている。 聖なるほこら リムルダールの南にある、雨と太陽が合わさるほこら。第1作と同じ条件で魔の島に渡るためのアイテムをくれるが、第1作と違いリムルダールからの橋が架かっていないため、船でしか行くことができない。 ゾーマの城 アレフガルド中央部の小島に建っている大魔王ゾーマの居城。ラダトーム城の対岸にある。隠された階段を見つけなければゾーマに近づくことはできない。回転床や無限ループなどさまざまな仕掛けも用意されている。第1作での「竜王の城」とまったく同じ位置にあるが、1階はやや似ているものの地下部分の構造は異なる。キングヒドラとオルテガの戦いがここで行われる。
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