三井アウトレットパーク 横浜ベイサイドとは? わかりやすく解説

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三井アウトレットパーク 横浜ベイサイド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/20 00:24 UTC 版)

三井アウトレットパーク > 三井アウトレットパーク 横浜ベイサイド
三井アウトレットパーク
横浜ベイサイド
MITSUI OUTLET PARK YOKOHAMA Bayside
地図
店舗概要
所在地 236-0007
神奈川県横浜市金沢区白帆5-2
座標 北緯35度22分46.2秒 東経139度38分47.0秒 / 北緯35.379500度 東経139.646389度 / 35.379500; 139.646389 (三井アウトレットパーク 横浜ベイサイド)座標: 北緯35度22分46.2秒 東経139度38分47.0秒 / 北緯35.379500度 東経139.646389度 / 35.379500; 139.646389 (三井アウトレットパーク 横浜ベイサイド)
開業日 1998年9月4日
2020年6月4日全館リニューアル
閉業日 2018年9月2日(一時閉館)
施設管理者 三井不動産商業マネジメント
設計者 三井住友建設
施工者 三井住友建設
敷地面積 31,945 m²
延床面積 19,744 m² 
商業施設面積 15,320 m²
営業時間 10:00 - 20:00
前身 横浜ベイサイドマリーナ ショップス&レストランツ
外部リンク 三井アウトレットパーク 横浜ベイサイド
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三井アウトレットパーク 横浜ベイサイド(みついアウトレットパーク よこはまベイサイド、Mitsui Outlet Park Yokohama Bayside)は、神奈川県横浜市金沢区白帆にあるアウトレットモール三井不動産グループが展開している三井アウトレットパークの一つである。

2008年4月1日に「横浜ベイサイドマリーナ ショップス&レストランツ」から改称された。

概要

横浜ベイサイドマリーナは横浜市やヤマハ発動機他が出資する第三セクター企業が運営するアジア最大規模のマリーナである。その港に面する市有地を開発する民間事業者の公募が行われ、三井不動産が第一期地区A・C・D街区[1]の事業用定期借地権(20年間)を取得し、1998年9月に日本初の本格ファクトリーアウトレットモール「横浜ベイサイドアリーナ ショップス&レストランツ」をオープンした[注 1]。その後、海の公園横浜・八景島シーパラダイスとともに、横浜シーサイドライン沿線のレジャースポットとして親しまれてきた。

契約期間の満了が迫る中、2017年1月に横浜市は当地を三井不動産に約52億円で売却[2][3]2018年9月に一時閉館し、旧施設を取り壊して全面建て替え工事を実施した[4][5]。敷地面積は変わらないものの、中核となるアウトレットモールを2階建てから3階建てに変更し、延床面積2.7倍(19,700m2→53,000m2)、店舗数2倍(80→172店)、駐車台数2.5倍(1200→3000台)に拡大した[6]

2020年4月10日の新装オープンを予定していたが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行拡大により4月7日緊急事態宣言が発令されたことを受けて臨時休館となり、6月4日まで延期された[5][7][8]

なお、新装オープンと同時期に、ファーストリテイリングユニクロ/GUブランド共同の大型店舗「ユニクロ PARK 横浜ベイサイド店」を隣接地に新規出店し[9]、有料駐車場や駐車料割引サービスを共有している。

沿革

  • 1993年8月 - 横浜ベイサイドマリーナ地区 埋立て工事着工。
  • 1996年4月1日 - 横浜ベイサイドマリーナ開業。
  • 1996年8月 - マリーナ関連事業用地第1期地区 開発事業者公募。
  • 1997年1月 - マリーナ関連事業用地第1期地区 開発事業者決定(事業用定期借地権設定契約)期間は2018(平成30)年3月まで。
  • 1998年9月4日 - 「横浜ベイサイドマリーナ ショップス&レストランツ」として開業。
  • 2008年4月1日 - 名称を「三井アウトレットパーク 横浜ベイサイド」に変更。
  • 2017年1月 - マリーナ関連事業用地第1期地区 開発事業者決定(土地売却)。
  • 2018年9月2日 - 建替・拡大工事のため一時閉館。
  • 2020年6月4日 - 新装オープン。

施設

2018年までの旧施設はメインエリアのC街区が「マリンセントラル」、駐車場側のD街区が「マリンイースト」、マリーナに面したA街区が「マリンサウス」と呼ばれていた[10]。リニューアル後はそれぞれ「Aブロック」「Bブロック」「Cブロック」と名称が変わっている。各ブロックは2階の連絡通路で行き来できる。

旧施設の設計はアメリカで大規模商業施設を手掛けるRTKLインターナショナルが担当し、アメリカ東海岸マサチューセッツ州で捕鯨港として栄えたナンタケット島から出航した船長と少年が鯨に導かれて横浜に辿り着く、という「鯨と少年の物語」をコンセプトストーリーに据えた[11]。ナンタケット島の港町に残る19世紀の街並みを再現し、時計台灯台風車モニュメント捕鯨船のオブジェなどを設置した[10]。マリンセントラル中庭の噴水広場にはの尾びれをかたどったオブジェがあった[12]

新施設のコンセプトは「New Marina Life」[13]。買い物以外にも食事やイベント機能を拡充し、海辺の環境を活かした滞在型アウトレットを目指す。Aブロックは2,000 m2超の広い中庭(セントラルコート)を囲む3階建てのショッピング棟で、1階が室内型のエンクローズドモール、2・3階が吹き抜けのオープンモールとなっている[5]。Bブロックは駐車場からの入場口(ハーバーゲート)を兼ねる立体駐車場棟、Cブロックは飲食店や食料品店が集まるフード棟である。Cブロックは海辺の倉庫をモチーフにした三角形の切妻屋根が連なるデザインで、マリーナに面したテラス席や、約600 m2の全天候型イベントスペース「くじらの大屋根広場」もある[5]

AブロックとBブロックはペットを連れての入館が認められている(1階部分は不可)[14]。各階の移動にはペット同伴可能なエレベーターと階段が指定されており、入店可能なテナントは入口のステッカーで表示している(盲導犬介助犬は全店可)[15]

入居テナントについては、公式サイトのフロアガイドおよびショップ一覧を参照。

ギャラリー

建替前の旧施設

交通アクセス

脚注

注釈

  1. ^ 1993年11月、埼玉県ふじみ野市に日本初のアウトレットモール・リズムがオープン。1995年3月、大阪市の鶴見はなぽ〜と ブロッサム(現三井アウトレットパーク 大阪鶴見)にメーカー直営(ファクトリー)アウトレットの先駆けとなるテナントが出店した。

出典

  1. ^ 横浜ベイサイドマリーナ地区 > 地区概要(横浜市港湾局)
  2. ^ 横浜・ベイサイドマリーナ地区、市有地を三井不に売却 施設更新(日本経済新聞 2017年1月21日)
  3. ^ アウトレット施設「横浜ベイサイド」が大規模リニューアル!約2倍の拡張で1日中過ごせる場所へ(はまこれ横浜 2017年1月24日)
  4. ^ 「(仮称)三井アウトレットパーク横浜ベイサイド建替え計画」計画概要を決定 2020 年春 開業予定 (PDF) (三井不動産株式会社 2018年6月20日)
  5. ^ a b c d 「三井アウトレットパーク 横浜ベイサイド」 店舗数を倍増、2020年4月10日(金)グランドオープン (PDF) (三井不動産株式会社 2019年10月9日)
  6. ^ “三井アウトレットパーク/170店集積「横浜ベイサイド」来年4月10日開業”. 流通ニュース. (2019年10月10日). https://www.ryutsuu.biz/store/l101040.html 2023年6月23日閲覧。 
  7. ^ 三井アウトレットパーク 横浜ベイサイド、グランドオープン日をさらに延期。プレオープンも中止し「当面の間休館」”. トラベル Watch (2020年4月8日). 2020年6月6日閲覧。
  8. ^ 三井アウトレットパーク 横浜ベイサイド、6月4日に営業開始。新型コロナの影響でオープンが4月から6月に”. トラベル Watch (2020年5月27日). 2020年6月6日閲覧。
  9. ^ 「UNIQLO PARK 横浜ベイサイド店」内覧会。ユニクロとジーユーが集まった海沿いの公園型店舗”. トラベルwatch (2020年4月8日). 2023年6月18日閲覧。
  10. ^ a b 三井アウトレットパーク 横浜ベイサイドマリーナ”. TOKYOおでかけガイド. 2024年8月3日閲覧。
  11. ^ 特色ある暫定利用事例(国土交通省) - ウェイバックマシン(2021年9月16日アーカイブ分)
  12. ^ 金沢区の三井アウトレットパーク横浜ベイサイドが9月に閉館! テナント数倍増の新施設とは?”. はまれぽ.com (2018年8月23日). 2024年8月3日閲覧。
  13. ^ New Marina Life - MITSUI OUTLET PARK”. 三井アウトレットパーク 横浜ベイサイド. 2024年8月7日閲覧。
  14. ^ ペットとご一緒の方へ”. 三井アウトレットパーク 横浜ベイサイド. 2024年8月7日閲覧。
  15. ^ ペットをお連れのお客様”. 三井アウトレットパーク 横浜ベイサイド. 2024年8月7日閲覧。

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