一般的な規格形式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 01:23 UTC 版)
形状により形式が分けられている。 代表的なマンガン乾電池の形式と名称JIS/IEC規格(国際規格)日本での一般的な呼称米国での一般的な呼称直径高さR20単1形 Dサイズ 34.2mm 61.5mm R14単2形 Cサイズ 26.2mm 50.0mm R6単3形 AAサイズ 14.5mm 50.5mm R03単4形 AAAサイズ 10.5mm 44.5mm R1単5形 Nサイズ 12.0mm 30.2mm R61単6形 AAAAサイズ 8.0mm 42.0mm 6R61006P形/9V形 006P 17.0mm×26.0mm 48.0mm 6F22尚、これらは本来はマンガン乾電池に限らないあらゆる乾電池の外形を表すものである。「R」は円筒形を、「F」は角型を表す。これらに電池の種類を表す記号をつけて利用する。マンガン乾電池の場合は特定的に表す記号が無いため、外形記号のみと同じになる。マンガン乾電池が一般的に普及した初めての乾電池だったため、当初は乾電池といえば必ずマンガン乾電池であり、区別の必要が無かったためである。 例えば「R6」(単3形)の前に、アルカリ乾電池を表すLをつけると「LR6」となり単3形アルカリ乾電池を意味するが、特にマンガン乾電池を表す記号が無いため、単に「R6」とした場合は単3形マンガン乾電池を指す。また、「6R61」と「6F22」は使用上の違いは無いが、内部の構造が違っており、「6R61」は円筒形のR61電池6本が、「6F22」は角型のF22電池6個が一体になったものが入っている。しかし現実にはどちらも使用時に区別する必要が無いため、両方の番号を併記したり、6F22に「6R61」と書かれていることも多い。 また末尾には等級区分が付加される。 S - 標準(standard) 外装色から緑マンガンと称される。東南アジアでよく販売されている。 C - 高容量(high capacity) 外装色から青マンガンと称される。国内では入れ組み用でよく見かける。 General Purpose。 P - 高出力(high power) 外装色から赤マンガンと称される。欧米ではこのランクが最高である。Heavy Duty。 PU - 超高性能(持続時間の特性値がPの上位等級であるもの JIS C8501のみで規定)国内でよく見かけるランクで黒マンガンと称される。Super Heavy Duty。 なし - 極超高性能 PUを上回るものについては現在、等級区分を付けていない。外装色は金色。事実上、アルカリ乾電池でしか実現しない。 単3形の高出力型なら、形式はR6Pとなる。 また、近年は外装金色に相当しない廉価なアルカリ乾電池が登場し、黒外装となっている。日本では特に“金アルカリ”と区分されていないが、海外では日本のJIS C8500を準用する形でPUの等級区分を付加して区別している。例えば単1型の場合、LR20PUとなる。参考 標準 緑マンガン(S) 高容量 青マンガン(C) 高出力 赤マンガン(P) 超高性能 黒マンガン(PU)
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