一次処置
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/02 15:38 UTC 版)
詳細は「心肺蘇生法#日本における成人へのCPRの実施例」を参照 適切な処置とは、急変患者に気が付いたら意識の有無を確認し、119番への通報によって指示を受けながら、心肺停止の場合は、AEDがある場合はこれを用いたり、心臓マッサージによって応急処置をする。 AEDは初心者や心肺蘇生の経験がない人でも説明書の通りにパットを胸部に付けるだけで電気ショックを与えるかどうか判断し、機械が自動的にやってくれる。機器がなくても、心肺停止後、または意識がなく呼吸(自発呼吸)がない場合、酸欠の場合も、気道閉塞がないかを確認し気道確保後、救急車到着まで人工呼吸と心臓マッサージを行う。 救急車到着後、救急隊員によりバイタルが確認され、必要な場合、一次処置が行われる(外傷でも一次的な止血)。病院到着後は輸液や輸血などが行われ、外傷や血管破裂により出血がある場合、循環動態を安定させるために止血を行う。また肝臓が損傷している場合、プリングル法、パッキング法(ガーゼにてパッキングを一時的に行い)ダメージコントロール手術を検討する。 心臓や大血管系、肺、脳、脊髄に損傷がない場合の存命率は高く、予後は良好である。
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