ヴォコーダの音楽利用とは? わかりやすく解説

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ヴォコーダの音楽利用

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 07:26 UTC 版)

シンセサイザー」の記事における「ヴォコーダの音楽利用」の解説

詳細は「ヴォコーダー」、「en:Talk box」、および「モーグ・シンセサイザー#リスト補足」を参照 前述のようにヴォコーダ1928年最初の実験が行われ、1939年一般公開された。同時公開応用技術による鍵盤スピーチ・シンセサイザー登場したが、当時どちらも音楽利用され形跡見当たらずその後ヴォコーダ軍事暗号通信広く利用された。なお同時期にはSonovoxが安価なスピーカで「喋る楽器」を実現して人気博し1960年代のトーキング・モジュレータに繋がる系譜切り開いた1955年シーメンス作曲家Josef Anton Riedlと共に開発した シーメンス・シンセサイザーは、通信用ヴォコーダ改造した音楽用ヴォコーダー中心に構成されたと伝えられており、実物現存しているがその詳細不明である。 1969年アメリカブルース・ハーク最初音楽用ヴォコーダ Farad自作し自身アルバムthe Electronic Record for the Children (1969)で使用した。そしてFaradはたちまち追随者を生み出した1970年ウェンディ・カルロスロバート・モーグFaradインスパイアされた10バンドvocoder (元の名は spectrum encoder-decoder)を開発した当初発音を区切らないと声が不明瞭だったが、後にシビランス・コントローラ (Sibilance等の発音の高域ノイズHPF取り出し直接出力して、発音明瞭化する機構) を追加し通信用ヴォコーダとは別の音楽用ヴォコーダ」が確立した以降各社からヴォコーダ相次いで登場し70年代-80年代前半最初のヴォコーダ・ブームが到来し2000年代にはバーチャル・アナログ技術コンパクト化されたヴォコーダ2度目ブーム巻き起こしている。

※この「ヴォコーダの音楽利用」の解説は、「シンセサイザー」の解説の一部です。
「ヴォコーダの音楽利用」を含む「シンセサイザー」の記事については、「シンセサイザー」の概要を参照ください。

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