ヴォコーダーの誕生とは? わかりやすく解説

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ヴォコーダーの誕生

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 07:26 UTC 版)

シンセサイザー」の記事における「ヴォコーダーの誕生」の解説

詳細は「ヴォコーダー」を参照 1928年ベル研究所のホーマー・ダッドリーは通信回線多重化のための音声符号化/同復調法の研究行いバンドパス・フィルター方式ヴォコーダー実験開始した。この技術1935年特許出願され、1939年米国特許(US#2,151,091) が成立同年開催のニューヨーク・ワールドフェアで一般公開された。また同技術応用した鍵盤操作スピーチシンセサイザー VODER (1938年米国特許(US#2,121,142)) も同時公開された。ただしこの時点では音楽的利用図った形跡見られない。そして戦争開始とともに軍事通信への利用最優先になり、SIGSALY (1942)をはじめとする多く軍事用音声暗号化システムが同技術採用した。 なお同時期に軍事技術民生転用して、音楽用ヴォコーダーとよく似た効果得られる別の音楽用装置誕生している。1939年アルヴィノ・レイが開発した Sonovox は、電子楽器というより1970年代トーキング・モジュレーター (Talk box) を連想させる任意の音を喋らせる装置である。この装置軍事用マイク を 喉スピーカ転用し、喉に当てて口を動かすと、あたかも効果音楽器音が喋っているかのような効果得られた。Sonovoxは1940年のケイ・カイザー楽団映画や、アニメ映画動物の声、ラジオ局ジングル等に使用されており、名称はともかくその効果と音は一般に広く認識されている。

※この「ヴォコーダーの誕生」の解説は、「シンセサイザー」の解説の一部です。
「ヴォコーダーの誕生」を含む「シンセサイザー」の記事については、「シンセサイザー」の概要を参照ください。

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