ヴァリオLF2_プラスとは? わかりやすく解説

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ヴァリオLF2 プラス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/25 08:13 UTC 版)

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ヴァリオLF2 プラス
VarioLF2 Plus
ヴァリオLF2 プラス(コシツェ2018年撮影)
基本情報
製造所 アライアンスTW
製造年 2009年 -
主要諸元
編成 2車体連接車、片運転台
軸配置 Bo'Bo'Bo'
軌間 1,435 mm1,524 mm
電気方式 直流600 V、750 V
架空電車線方式
最高速度 65.0 km/h
車両定員 着席50人
折り畳み座席2人分
立席91人
最大234人(乗車密度8人/m2時)
車両重量 30.0 t
全長 23,700 mm
車体長 22,600 mm
車体幅 2,480 mm
車体高 3,185 mm
床面高さ 650 mm(高床部分)
350 mm(低床部分)
(低床率43 %)
車輪径 700 mm
軸重 7.80 t
主電動機 誘導電動機(TAM 1003 C/R)
主電動機出力 80 kw
出力 480 kw
備考 主要数値は[1][2][3]に基づく。
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ヴァリオLF2 プラス(VarioLF2 Plus)は、チェコのコンソーシアムであるアライアンスTWが展開する路面電車車両。車体の一部がバリアフリーに適した低床構造となっている超低床電車(部分超低床電車)である[1][2][3]

概要

アライアンスTWが展開する路面電車車両のヴァリオLF2を基に開発が行われた2車体連接車。基本的な車体構造はヴァリオLF2を基にしており、車端や台車が設置された箇所を除いた車内全体の43 %が床上高さ350 mmの低床構造となっているのも同様である。一方、台車には従来のものを改良し、側梁の形状変更や車輪の小型化により高さを抑えた「コンフォート・プラス(KOMFORT PLUS)」が用いられており、高床部分の床上高さがヴァリオLF2から低くなっている他、この部分に設置された乗降扉付近のステップの数も1段に減少している。また、運転台には機器の診断結果や監視カメラの映像が確認可能なディスプレイが設置されている[1][3][4]

2009年に開催されたチェコ・レイルデイズ2009(Czech Raildays 2009)で試作車が公開され、試運転を経た後、ヴァリオLF2 プラスは以下の都市に導入されている[1][3][4]

ヴァリオLF2 プラス 導入都市一覧
導入国 都市 導入車両数 備考・参考
チェコ オストラヴァ
(オストラヴァ市電)
1両 試作車[2][5]
スロバキア コシツェ
(コシツェ市電)
46両 [6]

関連項目

  • ヴァリオLF2/2 IN - ヴァリオLF2 プラスを基に一部設計や機器を変更した両運転台車両[7]

脚注

[脚注の使い方]

注釈

出典

  1. ^ a b c d Tramcar VarioLF2plus”. Pragoimex. 2021年2月6日閲覧。
  2. ^ a b c Vario LF2 plus”. Dopravní podnik Ostrava a.s.. 2021年2月6日閲覧。
  3. ^ a b c d TRAM VARIO PLUS”. Krnovské opravny a strojírny. 2021年2月6日閲覧。
  4. ^ a b Tomáš Vantuch (2009年6月28日). “TRAMVAJ VARIO LF2+”. Ostramvaje.ic.cz. 2009年8月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年2月6日閲覧。
  5. ^ Dopravní podnik Ostrava a.s.”. Pragoimex. 2021年2月6日閲覧。
  6. ^ Dopravní podnik města Košice, a.s.”. Pragoimex. 2021年2月6日閲覧。
  7. ^ VarioLF2/2IN”. Pragoimex. 2021年2月6日閲覧。



ヴァリオLF2 プラス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 18:54 UTC 版)

オストラヴァ市電」の記事における「ヴァリオLF2 プラス」の解説

ヴァリオLF改良型で、新設計の台車使用する事で高床部分床上高さを抑えている。オストラヴァ市電向け車両2009年9月から営業運転開始した1両(1411)が在籍している。 「ヴァリオLF2 プラス」も参照

※この「ヴァリオLF2 プラス」の解説は、「オストラヴァ市電」の解説の一部です。
「ヴァリオLF2 プラス」を含む「オストラヴァ市電」の記事については、「オストラヴァ市電」の概要を参照ください。

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