ンゴニ族
ンゴニ族
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/10/09 00:32 UTC 版)
詳細は「ンゴニ族」を参照 マラビ帝国の衰退は、2つの強大な他民族の登場と関連している。その一方は、現在の南アフリカ共和国のクワズール・ナタール州に該当する地域からマラビ帝国へやってきた、ズワンゲンダバ(en:Zwangendaba)率いるンゴニ族である。このンゴニ族の移住は、ズールー人の王をめぐりシャカ・ズールーとズウィデが争い、ズウィデが敗れたことに起因する。ズウィデの配下であったズワンゲンダバは、シャカ・ズールーとの戦いを続けたが一方的に押され続け、最終的には北方へ逃れるためのムフェチャネ(en:mfecane)と呼ばれる大移動を行ったのである。このムフェチャネは、マラビ帝国を含めた南部アフリカ地域に多大な影響を与えた。シャカの軍勢と戦闘を行っていた期間、ンゴニ族は軍事的戦略としてマラビ帝国に対し度々の攻撃や占領を行った。その後、ンゴニ族は岩山地帯に定住すると、食料の略奪や奴隷の獲得を目的として、マラビ帝国へ毎年攻め込むようになった。ンゴニ族は、獲得した奴隷の大部分を軍隊を養うための食料の生産に従事させ、子供の場合は戦士として養育した。また、一部は奴隷商人への売却を行った。
※この「ンゴニ族」の解説は、「マラウイの歴史」の解説の一部です。
「ンゴニ族」を含む「マラウイの歴史」の記事については、「マラウイの歴史」の概要を参照ください。
固有名詞の分類
- ンゴニ族のページへのリンク