ロータリーボルト式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/06 06:04 UTC 版)
「ショートリコイル」の記事における「ロータリーボルト式」の解説
ロータリーボルト式は、遊底の回転により、遊底のロッキングラグと銃身後端の閉鎖、開放を行う。 遊底はレシーバー内のカムにより回転(ローテイティング:rotating)させられるためローテイティングボルト式とも呼ばれる。 閉鎖機構の強度を高く設計しやすいため、ボルト・アクション方式やガス圧作動方式では一般的だが、ショートリコイル作動の銃器ではMG34、オートマグ、バレットM82、ジョンソンM1941自動小銃等、少数の採用に止まる。
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ロータリーボルト式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 04:16 UTC 版)
「ガス圧作動方式」の記事における「ロータリーボルト式」の解説
ロータリーボルト式はロッキングラグを設けた遊底をボルトキャリアのカムで回転させ、遊底との結合、解除を行う。ロテイティングボルト式・ターンロックボルト式とも呼ばれる。 比較的高強度の構造に設計可能であり、作動機構を小型軽量にできることから、現在のガス圧作動方式では最も広く採用されている閉鎖方式である。 ロッキングラグは銃身後端の延長部分で固定されるため、ティルトボルト式のように機関部に強度が必要とされず、機関部にアルミ合金(M16等)やプラスティック(G36等)を使用した銃も存在する。 ロッキングラグは、M1ガーランド、AK-47のように通常のボルトアクションと同様に二個の形式や、M16、G36のように6 - 7個の小型のものを使用したマイクロロッキングラグと呼ばれる形式がある。 マイクロロッキングラグは遊底の回転角度を小さく設計でき、閉鎖、解除に要する時間が短いため命中精度に与える影響が小さく、AR-10、M16、AR-18に採用された後、各国のアサルトライフルへ普及した。 しかし、ボルト先端が複雑な形状であるため泥や汚れの付着に弱く、また小さな突起に大きな負荷がかかるため、ボルトおよび薬室側に用いる素材に高い強度が求められ、工業水準の低い諸国では製造が困難等の欠点も有する。
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