レガシー 500とは? わかりやすく解説

レガシー 500 (EMB-550)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/12 15:49 UTC 版)

エンブラエル レガシー 500」の記事における「レガシー 500 (EMB-550)」の解説

エンブラエル開発スケジュールは、フライ・バイ・ワイヤ操縦系統ソフトウェア開発予定通りにいかなかったため、遅延した800人のエンジニア支援を受け、2012年第3四半期予定される初飛行先立ち地上試験システム評価用いるためのレガシー 500の最初プロトタイプが、2011年12月23日完成した最初エンジン試験2012年1月17日行われた。 レガシー 500の初飛行は、2012年11月27日行われた。この時点では型式証明最初納入2014年初頭考えられていた。1,800時間飛行試験と2万時間の実験室試験終え2014年8月12日ブラジル民間航空局(英語版)から型式証明受けたが、これは開発目標過ぎていた。最初納入2014年10月11日ブラジル企業に対して行われた。そして、FAA (アメリカ連邦航空局) の型式証明2014年10月21日取得した50機目のレガシー 500の納入は、2016年第3四半期見込まれている。 レガシー 500は最大12人を乗せる構成にでき、乗客8人の場合は5,460 km乗客4人の場合は5,788 km飛行できる機体フライ・バイ・ワイヤ制御安全性快適性高めている。初期巡航高度である13,100 m (43,000フィート) への上昇には22分かかる。また、27度の後退角は、長距離巡航時に 807 km/h真対気速度実現している。この速度マッハ数でいうと0.76~0.78程度である。もしマッハ0.80で巡航するならば、航続距離は3%短くなる。 レガシー 500は、1,790ドルセスナ サイテーション・ソヴリン(英語版)+ や、2,340ドルセスナ サイテーション X(英語版のような中型機競合し、2,400ドルガルフストリーム G280や2,600ドルボンバルディア チャレンジャー 350のような高性能中型機 (super-midsize) とも競合するまた、中止になったリアジェット85計画とも比較されうる。 ボンバルディアチャレンジャー 300/350の価格を、レガシー 500の2,000ドルという価格合わせて700ドル安くしたが、ガルフストリームはG280の価格を2,450ドル据え置いた。しかし、高性能中型機供給過剰により、レガシー 500の中古市場における基準価格25%下がった

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