ライフセービング(スポーツ)の歴史
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 05:29 UTC 版)
「ライフセービング (スポーツ)」の記事における「ライフセービング(スポーツ)の歴史」の解説
1908年にサーフ・カーニバル(:en:Surf carnival)と呼ばれる大会がオーストラリア シドニー近郊のマンリー海岸(:en:Manly)で行われた。その後オーストラリア国内のみならず世界各地に広がり、サーフ・カーニバルと称するライフセービング大会があちこちで開かれている。 救命技術の発展や新しい救助器材の発明に伴い、1920年にはビーチ・スプリントとベルト・レースが、1946年にはロングボード(1970年にパドルボードと改名)、1947年にはビーチ・フラッグスとサーフスキー・レース、1966年にアイアンマンレース、1974年にタップリン・リレーが競技種目に加えられた。ロングボード(パドルボード)は1986年に削除され、ベルト・レースも2007年現在は行われていない。 マンリー海岸のサーフ・カーニバルから7年後の1915年、ニューサウスウェールズ州で初めての州規模大会(ニューサウスウェールズ・サーフ・ライフセービング大会)が開催される。1947年にはクィーンズランド州で州大会、1951年にはウェスタンオーストラリア州大会、と徐々にオーストラリア全土へと広がっていく。そして1956年にはオーストラリアのライフセーバー達がアメリカ、イギリス、南アフリカ、セイロン(現スリランカ)、ニュージーランドの選手を招聘し、ライフセービング技術を競う国際招待試合が行われた。1985年からオーストラリアでプロ競技会が開催され始める。1993年に国際ライフセービング連盟(en: International Life Saving Federation 略称ILS)が発足し、1994年より2年ごとにライフセービング世界選手権(通称 RESCUE)を開催している。 日本では1975年に鎌倉の材木座海岸で湘南指導員協会主催による第1回ライフガード大会が開かれた。現在は全日本ライフセービング選手権と名称を変え、2007年に第33回目を迎えている。
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