ヤプール人とは? わかりやすく解説

ヤプール人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/12 02:32 UTC 版)

ヤプール人(ヤプールじん)は、特撮テレビドラマウルトラマンA』をはじめとする「ウルトラシリーズ」に登場する架空の異次元人。単にヤプールと呼ばれることも多い。別名は異次元人


注釈

  1. ^ a b 書籍によっては「計測不能」としている[4]
  2. ^ その後の全ての超獣というわけではなく、『A』本編では少なくともギーゴン、超獣全体としては『タロウ』のオイルドリンカーまで。後者に関してはビデオ『ウルトラマンタロウのすべて!』の冒頭でAと巨大ヤプールの最終決戦を見せた後、「だがAが平和を取り戻したのもつかの間、最後の超獣オイルドリンカーが出現」とナレーションで語られている。また、漫画や雑誌展開など、後年の二次作品では後半の超獣の一部がヤプールの超獣軍団として登場する。
  3. ^ 書籍『ウルトラマン画報 上巻』では、この時にヤプール自身もジャンボキングに合体していると解説されている[30]
  4. ^ a b 劇場版での数値は、書籍『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟超全集』では実体化した場合の予測値として「身長:58メートル、体重:9万3千トン」[51]、書籍によっては「計測不能」[52][53]、「不明」[54]と記述している。
  5. ^ 『A』ではヤプールの怨念の化身であるマザロン人の復活の前兆として赤い雨が降っている[56]。劇場版と同様に怨念体の姿をとっており、書籍『円谷プロ全怪獣図鑑』では名称をヤプールとしている[57]。実体がない故、作中ではアイハラ・リュウやバキシムに憑依して活動している。
  6. ^ 書籍『ウルトラマンメビウス超全集』ではヤプールの復活にはエンペラ星人の関与が指摘されている旨が記述されており、第21話から第23話の次元の異常についても関連のある事項として挙げられている[58]ほか、書籍『ウルトラマンメビウス アーカイブ・ドキュメント』に収録された小説内では劇場版の事件の後に「ヤプールが封印ごと姿を消した」ことが言及されている。
  7. ^ 今度は完全な実体を得ており、どのようにしてディメンショナル・ディゾルバーによる封印を破ったかは不明だが、本人いわく「我々の怨念を晴らすまでは、幾度だって蘇る」とのこと。
  8. ^ それまで暗黒四天王は前邪将のアークボガールが追放されたため「邪将」の座は空位となっており、永らく3人体制が続いていた[59]
  9. ^ 「あの男(ミライ)を殺せば、お前だけは助けてやるぞ」と言って光線銃を渡すという、極めて非道な取り引きを持ち掛け、自分だけ助かろうとなりふり構わないヒルカワはこの誘いに乗り、ミライに発砲してしまう。
  10. ^ 帯番組『ウルトラ怪獣大百科』のナレーションでは、テンペラー星人と手を組んでいたと解説されている。
  11. ^ 第42話のラストで影が巨大ヤプールの形状に変貌する描写があり、顔も一瞬だが巨大ヤプールのものが浮かび上がっている。
  12. ^ この風船内に第43話ではガディバを入れており、第44話ではヒルカワに巻き付けて宙吊りにする等、普通の風船ではないことが示唆されている。
  13. ^ 内山まもる著。『ウルトラコレクションボックス ザ・内山まもる』(小学館、2010年9月30日、ISBN 4099415759)に収録。2016年3月18日には電子書籍化されている[92]
  14. ^ 劇中では特に関係性は描かれていない。
  15. ^ 劇中でのナレーションはヤプール自身だと思わせる発言がある。

出典

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  93. ^ 「映画秘宝」誌の2013年9月号および10月号より[要ページ番号]

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