メモリーディスク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/30 01:32 UTC 版)
「ドラえもんのひみつ道具 (め-も)」の記事における「メモリーディスク」の解説
メモリーディスクは、「メモリーディスク」(てんとう虫コミックス第39巻に収録)に登場する。 人の脳の記憶を取り出す道具。CD(CD-ROM)を模している。まず人の頭目掛けて放ると、その人の頭上にディスクが舞って回転し、1日分の記憶を脳から抜き取り、ディスクへと移す。その後でディスクを専用のプレーヤーで再生すると、その人の体験を画面に表示して見ることができる。さらにディスクを先と同じ要領で相手の頭に放れば、記憶はその人の脳へ戻される。 無意識にとった行動ははっきりしないため、再生時に画面がぼやけるが、ディスクをよく磨けば映すことができる。逆にディスク表面を黒ペンで塗りつぶせば、記憶を一部だけ消し去ることができる。また、誰かから抜き取った記憶のディスクを自分の頭に乗せ、自分の考えたことをディスクに書き込むこともできる。これを応用し、忘れ物がどこにあるかなど曖昧な体験を鮮明に思い出させたり、都合の悪い他人の記憶を消したり、他人に偽の記憶を植えつけたりと、さまざまに活用できる。 メモリーディスクの記憶を消し去るためのペンは、作中ではマジックと呼んでいる。ただし「マジック」は登録商標である「マジックインキ」とも読み取れ、それを回避するためにテレビアニメ第2作第1期「メモリーディスク」(1984年4月13日放送、レンタル専用VHS『21世紀テレビ文庫 テレビ版ドラえもん』第18巻に収録)では「修正マジック」と呼んでいる。 てんとう虫コミックススペシャル「ザ・ドラえもんズ スペシャル」『旅の霊夫 第1章 思い出が盗まれた』(スペシャル5巻収録)にも登場。新たに「ディスクに保存した記憶は3日で消滅し、記憶を抜かれた人は永遠に記憶が元に戻らない」「抜かれた記憶に深く関わるものを見ると記憶が戻る」「ある一定の人物に関する過去の記憶を全て抜き出す事も可能」という設定が付加されている。
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