メッセンジャー_(競走馬)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > メッセンジャー_(競走馬)の意味・解説 

メッセンジャー (競走馬)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/05 05:06 UTC 版)

メッセンジャー
ジョージ・スタブによる肖像
欧字表記 Messenger
品種 サラブレッド
性別
毛色 芦毛
生誕 1780年
死没 1808年1月28日
マンブリノ
ターフメア
生国 イギリス
生産者 ジョン・プラット
又はグロブナー卿
馬主 グロブナー卿
競走成績
生涯成績 14戦8勝(諸説あり)
テンプレートを表示

メッセンジャーMessenger1780年 - 1808年)はイギリス競走馬。のちアメリカ合衆国に渡り、スタンダードブレッドの重要な基礎種牡馬となった。その名は今もスタンダードブレッドによって行われるペース競走繋駕速歩競走の一種)の大レースメッセンジャーステークスとして残っている。

生涯

現役時代は3-5歳の間にイギリスのニューマーケットで走り、14戦8勝の戦績を残している。その後、1788年5月にトーマス・ベンジャーによってアメリカ合衆国に輸入された。18世紀以降、数多くのサラブレッドがアメリカに輸出されるのだが、メッセンジャーはその中でも比較的早くアメリカに渡った一頭であった。同時期に第1回エプソムダービーダイオメドもアメリカの土を踏んでいる。

アメリカに渡った初めての年はペンシルベニア州のフィラデルフィアで供用されている。そして1793年にはヘンリー・アスターに売却され、さらに1796年、コーネリアスW.ヴァン・ランストに売却された。

メッセンジャーはアメリカで種牡馬として成功し、1806年にはマンブリノIIを輩出した。このマンブリノIIはスタンダードブレッドの根幹種牡馬であるハンブルトニアン10の父の父である。このほかスタンダードブレッドの成立過程においてはメッセンジャーが大きくかかわっており、ハンブルトニアン10にもメッセンジャーのかなり強いインブリードが含まれている。マンブリノII以外にも多くの産駒を残しており、スタンダードブレッドのほか、アメリカ乗用馬やテネシー乗用馬など多くの馬種の礎となった。サラブレッドの父としてはそれほど成功したわけではないが、最初期のアメリカ名馬アメリカンエクリプスの母の父となっているように、現在への影響も皆無ではない。

そして1808年ニューヨーク州で死亡し埋葬された。このころにはメッセンジャーの種牡馬としての名声は大きくなっており、死亡したときには大砲が撃たれ弔われたという。

血統表

メッセンジャー血統フライングチルダーズ系 / Cade3×4=18.75% Godolphin Arabian4×4.5=15.62%) (血統表の出典)

Mambrino
1768 芦毛
父の父
Engineer
1756 鹿毛
Sampson Blaze
Hip Mare
Y.Greyhound Mare Y.Greyhound
Curwen Bay Bard Mare
父の母
Cade Mare
1751 芦毛
Cade Godolphin Arabian
Roxana
Little John Mare Little John
Favourite

Turf Mare
1774 黒鹿毛
Turf
1760 鹿毛
Matchem Cade
Partner Mare
Starling Mare Starling
Romp
母の母
Regulus Mare
1761 鹿毛
Regulus Godolphin Arabian
Grey Robinson
Starling Mare Bolton Starling
Fox Mare F-No.1


参考文献

外部リンク


「メッセンジャー (競走馬)」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「メッセンジャー_(競走馬)」の関連用語

メッセンジャー_(競走馬)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



メッセンジャー_(競走馬)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのメッセンジャー (競走馬) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS