メインプロセッサ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 09:45 UTC 版)
MC68000 - サン・マイクロシステムズの初代UNIXワークステーションであるSun-1や、初期のMacintoshなどに採用された。日本ではシャープ X68000シリーズ、SEGA メガドライブ、SNK ネオジオなどに採用された。MC68EC000 - 8ビットデータバスとして使用できるローコスト版。各種機器制御用の組み込みMPUとして使用されたほか、セガサターンではサウンド制御用MPUとして搭載された。 MC68008 - データバスを8ビット、アドレスバスを20ビットに縮小、安価な48ピンパッケージに収めた縮小版の68000MPUである。 MC68010 - MC68000に仮想記憶および仮想機械を実現するための機構を追加した。3ワード分のキャッシュを持ち、MC68000に較べ、DBcc命令等を高速に実行可能だった。サン・マイクロシステムズのUNIXワークステーションであるSun-2や日立 2050(初代)に搭載された。 MC68012 - 外部アドレスバス31ビット。 MC68020 - 外部アドレスバス32ビット、データバス32ビットと、名実ともに32ビット化。命令キャッシュ256バイトを追加。コプロセッサの接続も可能になった。 Sun-3、Macintosh II、Amiga 1200、日立 2050/32などに搭載。 MC68030 - MC68851相当のMMU内蔵、命令キャッシュのほかにデータキャッシュ256バイトを追加。Sun3/80、ソニー NEWS、Next Cube(初代)、Macintosh IIx以降、Amiga 3000、日立 2050/32Eなどに搭載。MC68EC030 - MMU 無し。シャープ X68030に搭載。 MC68040 - MMU、MC68882相当のFPU内蔵(一部命令はソフトウェアエミュレート)、各キャッシュを4Kバイトに増加、命令の高速化、マルチプロセッサのサポート。NeXTcube、Macintosh Quadra・Centris、Amiga 4000などに搭載。なお、68040はXC68040(ソフトで言うベータ版)チップがそのまま量産されており、いわゆるエラッタが解消したMC68040はほとんど流通していない。MC68LC040 - FPU無し。Macintosh LC475・575等、Appleの廉価モデルなどに搭載。 MC68EC040 - FPU無し。MMU無し。 MC68040V - 低電圧動作 (3.3V) 版。 MC68060 - 68040とピン互換、内部2逓倍、ワイヤードロジック化に伴い、一部の命令が削除された。しかしサン・マイクロシステムズはSPARC、MacintoshはPowerPC、他はMIPSなどに移行したためワークステーション・PCではほとんど採用されず。AmigaやX680x0ではアクセラレータとして使われた。MC68EC060 MC68LC060 SCC68070(英語版) - シグネティックス(英語版)が、CD-iのために製造した組み込み用の互換MPU。 MC68MH360FE - MC68360(CPU32+ベース)+SCC (Serial Communications controllers)
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