ミトラガイナ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/14 03:57 UTC 版)
小国ながら毒や薬の扱いに長け、その交易で栄えている女系国家。一般人にはただの伝説と思われている『毒姫』は、実はミトラガイナ最高の商品であり兵器でもある。作中で「毒姫には花の名前をつけるのがならわし」と説明されている他、毒姫以外の登場人物も植物の名をもつものが多い。 ダチュラ・メテル=ミトラガイナ ミトラガイナの女王。自らの美貌に絶対的な自信を持つ。高慢な性格でプライドが高く、国王会議で自身に媚びる態度を見せなかったイカルスに並々ならぬ執着心を抱いている。毒と毒姫を駆使して他国を陥れる謀略家。 マンドレーク 毒姫を生み出すカンタレラ家を統べる老婆。方々から女の赤子を手に入れては毒姫として育て上げ、女王に献上している。冷酷で利益のためなら手段を選ばない性格で、毒姫たちからは「婆様」と呼ばれ敬われると同時に恐れられている。自身も元毒姫。 アトローパ・ベラドンナ=カンタレラ 毒姫の一人で、リコリスの姉貴分。鉄面皮とも言われるほどの冷静な性格だが根は優しく、毒への耐性が弱いリコリスの面倒をよく見ていた。物語の前日譚にあたる第1話で隣国カラバッシュに寵姫として送り込まれ暗殺に成功するも逃亡。柘榴によって捕えられ、裏切り者を処分するよう強要されたリコリスの手で火刑に処せられた。 アセビ 「鬼食い」と呼ばれる女王の毒味係の奴隷少年。ベラドンナに想いを寄せており、ベラドンナを追ってカラバッシュに潜入するが捕えられて殺された。 柘榴(ざくろ)/イリス・クリソグラフェス=カンタレラ、アネモネ・コロナリア=カンタレラ 用済みの毒姫を始末する「同族狩り」の二人組。元はイリスとアネモネという双子の毒姫だったが、アネモネが不慮の事故で左目を失ったことで毒姫としての価値を失う。共に生きるため右目を潰したイリスと二人で同族狩りになる道を選んだ。 ロベリア 毒姫の一人で、リコリスの妹分。一人前の毒姫になるための最初の儀式をすませたばかりの少女で、天真爛漫な性格。 ネリネ・ダイヤモンド・リリィ=カンタレラ エピローグ及び『毒姫の棺』に登場。毒の抜けた毒姫で、『最後の毒姫』を自称する。
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