ミシシッピ川の丸木船
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「ウエストバージニアの水運」の記事における「ミシシッピ川の丸木船」の解説
大型の丸木船はミシシッピ川下流で有名だった。初期のものは糸杉やプラタナスから彫り出された。これらの中には長さ50フィート (15 m)、幅5フィート (1.5 m)近くあるものもあった。これらフランス式丸木船にはしばしば小さな帆があり、竿やパドルによる推進の手助けになった。大工達が辺境にやってくると、側板と平底のものを造った。ミシシッピ川水系浅瀬のスペインの船も似たようなものだった。 1749年8月12日、フランスの役人セルロン・ビヤンヴィーユとそのカヌー隊が「荷物を積み4人のイギリス人に案内された2隻のカヌーに出逢った。」13日には、「イロコイ族が操船する数隻の丸木船に出逢った。彼らはその土地を横切る川で狩猟をしていた。」オハイオ川の西部カノーハ地区の川のことである。グレートカノーハ川については、「18日、朝早い時間に出発した。昼には宿営した。雨が行程を続けることを妨げた。この日はチニオンダイスタ川の河口に鉛板を置き、木に王の武器を付けた。この川は早瀬に会うこともなく40リーグ (190 km)もカヌーで進むことができ、水源はカロライナ近くにある。この政府のイギリス人が条約によってベル・リビエールまできた。」 ウェストバージニアのパイオニア達は、板を突き合わせることで側面が四角いカヌーを建造した。その作り方は、この水域では漁労や川の横断に使われる通常の矩形平底の手漕ぎボートと同様であった。小さくて軽いカヌーは穏やかな早瀬を一人で通ったり、オハイオ川を漕いで遡るのに適していた。
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