ミシシッピ・バージ計画
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/21 09:37 UTC 版)
「LNGタンカー」の記事における「ミシシッピ・バージ計画」の解説
1950年頃、米国シカゴのユニオンストックヤード&トランシェット社という精肉会社の肉用牛の一時保管場用エネルギー源としてミシシッピー川河口の海底天然ガスをプラント船で液化してLNGバージでミシシッピー川をさかのぼり、シカゴの自社施設まで運ぶことを計画した。運搬用バージはそのまま施設に接続されてLNG貯蔵タンクとなり、燃料としての用途と共に、LNGを気化させる時の冷熱を自社の冷凍設備に利用する計画で、1954年には世界最初のLNG船と呼べる5,500m3積載の「メタン」型LNG船 8隻が建造された。その後に発覚した内部防熱方式に起因した技術的問題により計画は失敗したが、開発過程では多くの知見を残した。
※この「ミシシッピ・バージ計画」の解説は、「LNGタンカー」の解説の一部です。
「ミシシッピ・バージ計画」を含む「LNGタンカー」の記事については、「LNGタンカー」の概要を参照ください。
- ミシシッピ・バージ計画のページへのリンク