マーク・ハリスとの結婚とマーサの死
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「マーサ・レイ」の記事における「マーク・ハリスとの結婚とマーサの死」の解説
1988年、マーサは脳卒中を患って引退を余儀なくされ、1990年には別の発作を起こして以降は車いす生活となった。その翌年の1991年、オシェアとの離婚から31年経っていたマーサはマーク・ハリスと7度目の結婚をラスベガスで果たす。マーサが75歳、ハリスが42歳だったこの結婚は一定の話題を呼び、ハリスはバイセクシャルの気があったものの、最終的に1994年のマーサの死まで連れ添うこととなった。マーサの死後、ハリスはビバリーヒルズに隣接するベル・エアーにあった自宅を含むマーサーの遺産の大部分を相続した。一方で、実の娘メロディーには何も相続されなかったとする。これに対して、2008年4月23日にハワード・スターンのラジオ番組『ハワード・スターン・ショー(英語版)』にインタビュー出演したハリスは、遺産300万ドルのうち10万ドルを贈与したと証言した。その後、ハリスは二度の心臓発作を起こして一人娘のいるニューヨークに移り住んだ。 死の直前、マーサはハリスの後援を得て1991年公開のベット・ミドラー主演の映画『フォー・ザ・ボーイズ』がマーサの慰問活動の経験談を無断に引用したとしてミドラーと映画プロデューサーを告訴したが、裁判の末にマーサ側の訴えは認められなかった。 1993年に入ると、マーサはアルツハイマー型認知症と診断され、血行不良から両足を失うこととなった。長年の心血管疾患との闘病の末、マーサは1994年10月18日にロサンゼルスで肺炎により78年の生涯を終えた。アメリカ政府は、マーサの第二次世界大戦以来のUSOでの功績をたたえてアーリントン国立墓地への埋葬を申し出たが、マーサの生前の願いによりノースカロライナ州フォートブラッグ内の墓地に、アメリカ軍全体の名誉中佐とアメリカ海兵隊名誉大佐としての礼遇をもって埋葬された。 マーサ・レイはハリウッド・ウォーク・オブ・フェームの星を2つ刻んでおり、6251番地に映画部門、6547番地にテレビ部門の星がある。
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