マリアナ諸島方面での海上護衛戦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/01 14:12 UTC 版)
「卯月 (睦月型駆逐艦)」の記事における「マリアナ諸島方面での海上護衛戦」の解説
詳細は「松輸送」を参照 3月上旬、卯月は軽巡龍田、駆逐艦野分・朝風・夕凪、択捉型海防艦平戸、敷設艇測天・巨済、第20号掃海艇と共にサイパン・グアム方面へ船舶12隻を護衛する東松二号船団に編入された。13日未明、龍田と輸送船国陽丸が米潜水艦サンドラスの雷撃で沈没し、卯月と平戸は爆雷攻撃を行った。卯月は19日にサイパン島に到着後、夕凪と共に対馬丸、あとらんちっく丸を護衛してトラック泊地に向かった。20日、第二海上護衛隊の指揮下に入った。 4月上旬、東松三号船団に編入された。卯月、第48号駆潜艇など6隻で船舶4隻を護衛して4月3日サイパン島を出発、10日に横須賀に到着した。15日、駆逐艦帆風、卯月、夕凪、海防艦三宅、海防艦6号、10号、12号駆潜艇、掃海艇20号・28号、敷設艇3隻(猿島、巨濟、由利島)、船舶18隻の東松六号船団が東京湾を出発し、23日にサイパンに到着した。その後も卯月は各方面への輸送船団を護衛した。5月1日、駆逐艦秋風と松風が第30駆逐隊に編入した。 詳細は「マリアナ沖海戦」を参照 6月17日に補給部隊の護衛を駆逐艦浦風と交代し、18-20日のマリアナ沖海戦に参加した。20日午後、補給部隊は「西方急速避退」の命令を受けて避退を開始。護衛艦(卯月、雪風、夕凪、初霜、響、栂)と給油艦速吸、タンカー日栄丸、国洋丸、清洋丸、玄洋丸、あづさ丸という編制で航行中、米機動部隊の空襲を受けた。タンカー清洋丸と玄洋丸が炎上し、卯月は玄洋丸から燃料補給を受けて乗員を収容、主砲で同船を処分した。その後も船団護衛で内地とシンガポール、マニラ間を往復した。
※この「マリアナ諸島方面での海上護衛戦」の解説は、「卯月 (睦月型駆逐艦)」の解説の一部です。
「マリアナ諸島方面での海上護衛戦」を含む「卯月 (睦月型駆逐艦)」の記事については、「卯月 (睦月型駆逐艦)」の概要を参照ください。
- マリアナ諸島方面での海上護衛戦のページへのリンク