マフムートの旅(第1巻 - 第4巻)
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「将国のアルタイル」の記事における「マフムートの旅(第1巻 - 第4巻)」の解説
トルキエ暦75年/帝国暦451年、史上最年少でトルキエ将国の将軍になったマフムートは、バルトライン帝国フランツ大臣暗殺事件の対応を巡り、将軍会議の場でザガノス将軍に意見を一蹴される。不満を抱いたマフムートだったが、命の恩人であるカリル将軍に諭され事件の解決方法を探り、事件がトルキエ側の犯行に見せかけた冤罪であることを見抜き、カリルと共にバルトラインに出向きトルキエの潔白を証明する。その年の春、マフムートの友人でザガノス配下のイブラヒム総督がヒサールで反乱を起こしたという知らせが入る。反乱の背後にバルトライン帝国宰相ルイがいることを察知したザガノスは、反乱鎮圧を機にバルトラインとの戦争を起こそうと画策するが、マフムートは一人でヒサールに向かい、二人の共通の友人シャラの助けを借りてルイ配下のロットウルムを撃退し、イブラヒムを助け出す。 反乱の鎮圧後、マフムートは国家の危機よりも友人の救出を優先したことを咎められ、将軍から千人隊長への降格を言い渡される。マフムートはバルトラインとの開戦が近付いていることを察知するが、今の自分には何も出来ないことを実感し、カリルの助言を受け、見識を広げるため諸国を巡る旅に出かける。マフムートはザガノスの助言を得て、彼が組織する密偵網の長官スレイマンと接触し、密偵である耳役がロットウルムに抹殺され壊滅状態にあることを聞かされる。スレイマンと別れたマフムートは彼の助言を得て、央海の都市国家ポイニキアに向かうが、そこで海洋進出を目指すバルトラインとの戦争に巻き込まれてしまう。ポイニキアは隣国ヴェネディック共和国の援軍を頼りに防戦するが、レレデリク公爵の率いるバルトライン軍に制圧され降伏する。 マフムートはポイニキアの耳役キュロスと共にポイニキアを脱出し、ブレガ率いるヴェネディック艦隊に救助される。ヴェネディックに到着したマフムートは、元首のルチオと面会して援軍が遅れたことを問い質すが、友情よりも政治的判断を優先するルチオに軽くいなされてしまう。マフムートとキュロスは、ブレガの部下であるアビリガと出会い交流するが、彼が親代わりと慕うブレガのために違法投資を行っていたことが発覚し、国外追放されることを知る。マフムートはアビリガを助けるために金を集め、彼を助け出す。ブレガは、違法投資の一件がマフムートを試すための虚偽だったことを詫び、「ヴェネディックとトルキエのパイプ役としてアビリガを旅に同行させて欲しい」と申し出る。マフムートは、集めた金でアビリガを譲り受け、ヴェネディックを後にする。
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