マディソンの時代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/22 16:18 UTC 版)
「アメリカ合衆国の歴史 (1789-1849)」の記事における「マディソンの時代」の解説
詳細は「1808年大統領選挙」および「1812年大統領選挙」を参照 ジェームズ・マディソンは、イギリスとフランスがアメリカとの戦争の瀬戸際にあった時、外交的手腕を発揮したので、1808年の大統領選挙で勝利し、第4代大統領となった。マディソンは直ぐに通商禁止法を廃止しアメリカの海港を生き返らせた。 アメリカの海運に対するイギリスの干渉が続き(アメリカの水夫のイギリス海軍への強制徴募を含む)、また北西部領土においてアメリカ・インディアンに対するイギリスの援助が続いていたことへの対応として、第12アメリカ合衆国議会は南部や西部のジェファーソン崇拝者に支持されて1812年にイギリスに対する宣戦を布告した。南部や西部の民は最も熱心に戦争を支持し、西部開拓地を守り拡張し、農産物を世界の市場へ輸出する窓口を得ることに強い関心を示していた。ニューイングランドの連邦主義者は戦争に反対したが、戦後その評判が失墜することになり、党勢が弱まっていくことになった。 アメリカとイギリスは苦しい戦いを1815年1月8日まで続けた後に停戦した。公式に米英戦争を終わらせるガン条約により、基本的に戦争前の状態(1795年に結ばれたジェイ条約と、北西インディアン戦争のグリーンヴィル条約(英語版)で決めた状態)に戻される事となったが、イギリスのインディアンとの同盟は消滅した(→インディアン戦争)。 条約の締結後も大西洋を渡る情報の遅れにより、ニューオーリンズで戦いが発生し、合衆国の勝利に終わった。この勝利は国民の心理に高揚感を与え、戦闘を指揮した者の一人、アンドリュー・ジャクソンを政界に押し上げた。
※この「マディソンの時代」の解説は、「アメリカ合衆国の歴史 (1789-1849)」の解説の一部です。
「マディソンの時代」を含む「アメリカ合衆国の歴史 (1789-1849)」の記事については、「アメリカ合衆国の歴史 (1789-1849)」の概要を参照ください。
- マディソンの時代のページへのリンク