ポール・マッカートニーの脱退とは? わかりやすく解説

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ポール・マッカートニーの脱退

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/02 07:44 UTC 版)

ビートルズの解散問題」の記事における「ポール・マッカートニーの脱退」の解説

レノンは、放置されていた「ゲット・バック・セッション」アルバムとして形にするようフィル・スペクター依頼する。このことはマッカートニーには知らされていなかった。スペクター渡され素材を基に編集作業進めたが、マッカートニーの曲「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」に、マッカートニー意図反した過剰なオーバー・ダビングコーラスオーケストラなど)を施した『レット・イット・ビー』発売前にこの事実知ったマッカートニー激怒し何とかして発売差し止めようとしたがそれは果たせず、自身アルバムマッカートニー』を先にリリースするようにした。 もともと発売日決まっていたマッカートニーソロ・アルバムマッカートニー』の発売日変更されそうになり、ソロ・アルバムでさえもクレイン管理下にある状況激怒した話し合うためにマッカートニーのもとにスター差し向けられたが、マッカートニーその際スターに向かって辛辣な言葉吐き捨てた。 その後1970年4月10日デイリー・ミラー掲載されインタビューで「今後ビートルズメンバー創作活動をすることはない」と発言しマスコミから「脱退宣言」だと受け取られた。こうして実質的にビートルズ解散したマッカートニー1971年2月18日ロンドン高等裁判所ビートルズパートナーシップ解消求め訴え起こす。この訴えクレイン活動封じることが目的であった上記のように既にレノンビートルズ辞めてしまい、すでに解散状態のバンドのメンバー収入も、アップル設立時の「4人の収入全てアップル管理され平等に分配される」という契約縛られていた。4人がビートルズとしての活動以外で得た収入クレイン(アブコ)が管理するアップル支払われていた。クレイン用途不明の手数料をアップル要求し続けメンバー稼いだ収益吸い取っていた。この状況ではビートルズ財産全てクレイン握られしまうため、契約法的に無効にするため、マッカートニー裁判持ち込んだ裁判ではクレイン信用することは出来ないという訴え根拠に「アルバムマッカートニー』の発売遅らせようとしたこと、「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」を許可なしに改変したこと、アップル製作した映画『レット・イット・ビー』無断ユナイテッド・アーティスツ譲渡したこと」を挙げたクレインアメリカ印税契約引き上げ、その増加分の収益から20パーセント手数料として受け取るはずであった。しかし、クレイン印税全体収益20パーセント不正に請求しており、すでに支払い済みであった。これらの不正が法廷明らかにされ、判事は「クレイン氏は口が達者な2流のセールスマンである」とし、「ビートルズ財政管理出来人物ではない」との判決下しパートナーシップ解消認めた。こうしてビートルズ正式に解散した1977年アップルクレイン420ドル支払いクレインとの関係を完全に清算した

※この「ポール・マッカートニーの脱退」の解説は、「ビートルズの解散問題」の解説の一部です。
「ポール・マッカートニーの脱退」を含む「ビートルズの解散問題」の記事については、「ビートルズの解散問題」の概要を参照ください。

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