ポール・モーリアによるカバー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/17 02:38 UTC 版)
「恋はみずいろ」の記事における「ポール・モーリアによるカバー」の解説
1967年の後期には、ポール・モーリアがイージーリスニング調にアレンジし、彼の楽団の演奏でインストゥルメンタル曲として録音したものが1968年1月にシングル盤が「Love is Blue (L'amour est bleu)」というタイトルがリリースされた。アメリカ合衆国でBillboard Hot 100の1位を記録。また、ビルボードの1968年年間チャート2位を獲得した。イギリスでは全英シングルチャートで最高12位を記録した。日本国内でも「恋はみずいろ」は、アルバム『パリのあやつり人形/ポール・モーリア・ヨーロッパ・トップ・ヒッツ』(SFX-7085)より1967年10月1日にシングルカット(SFL-1123)され、約12万枚のセールスを記録し、オリコンチャート最高18位を獲得した。 ヴィッキーもポール・モーリア版のヒットとともに各国で再注目され活躍するようになった。日本でも上述したようにポール・モーリア版が1967年から大ヒット、ヴィッキーも1968年に来日、ファンも増え数年の間、何度もテレビに登場した。漣健児訳詞による日本語バージョンも作成されヴィッキーは日本語でも歌った。 なおヴィッキーはユーロヴィジョンで発表した時は強めの曲調で歌っていたが、ポール・モーリアのインストゥルメンタルが大ヒットしてからは、柔らかめの曲調で歌うようになり、1968年に初来日した際にもポール・モーリア風の歌唱をした。ヴィッキーによるドイツ語版 (Blau wie das Meer), イタリア語版 (L'amore è blu), オランダ語版 (Liefde is zacht) もレコーディングされた。 このようにして、1960年代および1970年代この曲のメロディーは様々なメディアで極めて頻繁に流れるものとなり、またその後もポール・モーリア版などが各所でBGMなどとしても使われ、世界中で多くの人が親しんでいるメロディーとなったのである。
※この「ポール・モーリアによるカバー」の解説は、「恋はみずいろ」の解説の一部です。
「ポール・モーリアによるカバー」を含む「恋はみずいろ」の記事については、「恋はみずいろ」の概要を参照ください。
- ポール・モーリアによるカバーのページへのリンク