ホグワーツの創設者たち
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 17:10 UTC 版)
「ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧」の記事における「ホグワーツの創設者たち」の解説
ゴドリック・グリフィンドール 「西の荒野」からホグワーツに移住し、ほかの3人とともにホグワーツを創設した。その出身地は、のちに彼の名前をとってゴドリックの谷と名付けられた。また、ゴドリックが遺したグリフィンドールの剣は、物語の中でハリーたちの助けとなる。蛙チョコレートのカードにもなっている。 寮の信条や組分け帽子の歌にもあるように、勇猛果敢で騎士のような人物と思われる。創設者のなかでもとくにスリザリンとは断琴の交わりを結んでいたが、純血主義のスリザリンとは次第に考えが合わなくなり、一転して不和となる。マグルのホグワーツ入学を支持し、マグルに対してもある程度理解を示していたが、善悪問わずすべての者に教えを与えたのはヘルガ・ハッフルパフが唯一だったとされ、マグルに対しては寛容であり差別をしなかったが、サラザール・スリザリンのような純血主義者や、闇の魔術に傾倒していた者に対しては、差別意識があったようである。 ヘルガ・ハッフルパフ ウェールズからホグワーツに移住し、ほかの3人とともにホグワーツを創設した。寮の信条や組分け帽子の歌にもあるように、包容力があり、心優しく温厚な性格と思われる。創設者の中で唯一差別をせず(これはサラザールの純血主義はもちろん、ゴドリックの勇気やロウェナの英知に優れるものを良しとする思想も差別として含まれる)、すべての者に教えを与えたため、人望が厚かった。料理上手でもあったらしく、ホグワーツで宴などに出される食事のレシピの多くを発明していた。子孫はヘプジバ・スミス。 ロウェナ・レイブンクロー スコットランドからホグワーツに移住し、ほかの3人とともにホグワーツを創設した。寮の信条や組分け帽子の歌にもあるように、怜悧な頭脳を誇ると思われる。また素晴らしい創造性の持ち主で、動く階段を始めとする学校内の設備はすべて彼女の手製だという。グリフィンドールとスリザリンの諍いが原因で病気がちになり、娘・ヘレナに宝の髪飾りを盗まれた不幸も重なって、若くして生涯を終えた。なお、ヘレナは「灰色のレディ」としてレイブンクロー寮憑きのゴーストになっている。 サラザール・スリザリン 「東の湿原」からホグワーツに移住し、ほかの3人とともにホグワーツを創設した。寮の信条や組分け帽子の歌にもあるように、野心に溢れ狡猾さを備えた性格と思われる。また蛇語が堪能だった。マグルに対する差別意識が酷く、このことが創設者間の不和の一因となった。組分け帽子の歌によればグリフィンドールとの諍いは凄まじく、決闘もしたようだが、もとは断琴の交わりを結んだ仲だった。やがてサラザールはホグワーツ城から去るが、去る前に「この学校で教えを受けるに相応しからざる者(=マグル生まれ)」を追放するために「秘密の部屋」を設け、中にバジリスクを棲まわせたとされる。名前はポルトガルの実在の人物で大学教授から独裁者となったアントニオ・サラザールに由来する。
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