ホイッグ党貴族院院内総務にとは? わかりやすく解説

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ホイッグ党貴族院院内総務に

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/31 15:17 UTC 版)

グランヴィル・ルーソン=ゴア (第2代グランヴィル伯爵)」の記事における「ホイッグ党貴族院院内総務に」の解説

1855年2月第一次パーマストン子爵内閣発足すると、再び枢密院議長として入閣した。また高齢貴族院院内総務ランズダウン侯爵政界第一線から退くことを希望するようになり、自らの後継者としてグランヴィル卿を指名したパーマストン卿としては貴族院の重鎮であるランズダウン卿に貴族院への睨みを効かせ続けてほしがっていたが、ランズダウン卿の意思は固かった。結局ランズダウン卿は無任所相としてパーマストン内閣入閣しつつも、貴族院院内総務職を辞しグランヴィル卿がその後となった1859年6月ホイッグ党内の大派閥(パーマストン派とラッセル派)、ピール派急進派合同し自由党結成され保守党政権第二次ダービー伯爵内閣倒閣成功したパーマストンラッセル和解約定ではヴィクトリア女王から組閣の大命受けた方を首相とし、もう一人はその政権支えることになっていた。ところがヴィクトリア女王パーマストンラッセル嫌っていたため、信頼する貴族院院内総務グランヴィル卿に大命与えたホイッグ巨頭ではなくホイッグ中堅幹部グランヴィル卿に大命下ったことは政界衝撃与えたグランヴィル卿はしぶしぶながら大命拝受しパーマストンラッセル協力要請したが、ラッセル反対されたため、組閣断念せざるを得なかった。これに怒った女王裁定パーマストン組閣の大命下った。 こうして成立した第2次パーマストン子爵内閣1859年-1865年)と続く第2次ラッセル伯爵内閣1865年-1866年)にグランヴィル卿は枢密院議長として入閣した第二次パーマストン内閣期の1863年から1864年にかけてドイツ連邦デンマークシュレースヴィヒ=ホルシュタイン問題めぐって対立深めた首相パーマストン卿と外相ラッセル伯爵会議外交での収拾目指したが、グランヴィル卿は介入慎重だったヴィクトリア女王介入に慎重でグランヴィル卿をお目付け役にし、パーマストン卿とラッセル卿監視にあたらせた。この問題間中グランヴィル卿は女王からの指示に従って二人動向女王報告し続けた。だがパーマストン卿とラッセル卿は、女王にもグランヴィル卿にも独断ロンドン会議開催計画推し進めた1864年2月ドイツ連邦の二大国プロイセン王国オーストリア帝国連合軍デンマーク王国軍の間で第二次シュレースヴィヒ=ホルシュタイン戦争開戦したその間4月から6月にかけてロンドン会議英語版)が開催されるも「鉄血宰相」の異名をとるプロイセン宰相オットー・フォン・ビスマルク策動会議座礁し何ら合意達することもなく終わった会議決裂前にパーマストン内閣閣議ではデンマーク側で参戦するか否か議論行われたが、グランヴィル卿は大蔵大臣ウィリアム・グラッドストンとともに参戦反対した。参戦反対派押し切った結果イギリス今後シュレースヴィヒ=ホルシュタイン問題関与しないことが閣議決定され、デンマーク見捨てることとなった

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