ベック・ボガート & アピス・ライヴ・イン・ジャパン
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『ベック・ボガート & アピス・ライヴ・イン・ジャパン』 | ||||
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ベック・ボガート & アピス の ライブ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1973年5月18日-5月19日![]() |
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ジャンル | ハードロック | |||
時間 | ||||
レーベル | EPIC/CBSソニー | |||
プロデュース | The Boys, CBS/SONY Production | |||
チャート最高順位 | ||||
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ベック・ボガート & アピス アルバム 年表 | ||||
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ベック・ボガート & アピス・ライヴ・イン・ジャパン(Live in Japan)は、ベック・ボガート & アピス(BBA)が残した唯一のライヴ・アルバム。1973年5月の日本公演の音源を収録して、同年2枚組LPとして日本限定で発表された。
ジェフ・ベックの意向で廃盤になった後、1989年にCD化されるまでは入手が極めて困難だった。
解説
BBAは1973年2月にファースト・アルバム『ベック・ボガート & アピス』を発表し、同年5月中旬に来日して東京、名古屋、大阪で公演した。ステージで本来の力量を発揮するベック(ギター)、ティム・ボガート(ベース)、カーマイン・アピス(ドラムス)の3人は、日本でも自由奔放な演奏を繰り広げた。ボーカルが明らかに弱い事が指摘された[注釈 1]ものの、パワフルな演奏は現在でも語り継がれている。
本作には18日と19日に大阪厚生年金会館で行なわれた公演の模様が収録された。ベックのトーキング・モジュレーターを用いた演奏は、本作の特筆すべき特徴の一つである。ただし制作には問題点があり、アピスは8トラックで録音された事と曲の順番が変えられている事が残念であると発言している。
収録曲14曲の内、8曲は『ベック・ボガート & アピス』の収録曲。「ジェフズ・ブギー」はベック在籍時のヤードバーズ、「プリンス」は第一期ジェフ・ベック・グループの楽曲。「モーニング・デュー」は第一期ジェフ・ベック・グループ、「ゴーイング・ダウン」は第二期ジェフ・ベック・グループが取り上げた楽曲[注釈 2]。「ショットガン」はジュニア・ウォーカーの1963年の楽曲で、「ブギー」は即興演奏である。
翌1974年、彼等はファースト・アルバムや本作とは趣きや方向性が全く異なるセカンド・アルバムのレコーディングを開始したが、作業半ばで分裂して解散した。完成した曲は未発表のままお蔵入りしたが、その全曲と思われる作品群が1990年代半ばに日本で海賊盤CDとして流出してしまった。そのためかどうかは不明だが、ベックのベスト兼アンソロジーともいえる『ベッコロジー』(1992年)にはBBAの未発表曲「Jizz Whizz」が収録された[注釈 3]。
BBAの解散後、ベックはソロ・アルバム『ブロウ・バイ・ブロウ』(1975年)を発表して、新たなギター・インストゥルメンタルの世界を築いていった。
日本公演日程
1973年
収録曲
- #1、#8、#9は1973年5月18日、残りは5月19日に収録。
- 迷信 - Superstition (Wonder)
- 君に首ったけ - Lose Myself With You (Appice, Beck, Bogert, French)
- ジェフズ・ブギー - Jeff's Boogie (Beck, Relf, Samwell-Smith, Dreja, McCarty)
- ゴーイング・ダウン - Going Down (Nix)
- ブギー - Boogie
- モーニング・デュー - Morning Dew (Dobson, Rose)
- スウィート・スウィート・サレンダー - Sweet Sweet Surrender (Nix)
- リヴィン・アローン - Livin' Alone (Appice, Beck, Bogert)
- アイム・ソー・プラウド - I'm So Proud (Mayfield)
- レディー - Lady (Appice, Beck, Bogert, French, Hitchings)
- 黒猫の叫び - Black Cat Moan (Nix)
- ホワイ・シュッド・アイ・ケアー - Why Should I Care (Kennedy)
- プリンス/ショットガン(メドレー) - Plynth / Shotgun (Medley) (Hopkins, Wood, Stewart, Autry DeWalt)
参加ミュージシャン
脚注
注釈
- ^ 彼等は予定していたボーカリストを全て失ったので、アピスとボガートがリード・ボーカルを分担した。
- ^ 「モーニング・デュー」はカナダのシンガー・ソングライターのボニー・ドブソンの1962年の楽曲。「ゴーイング・ダウン」は「黒猫の叫び」「スウィート・スウィート・サレンダー」と同じくドン・ニックスの楽曲。
- ^ 『ベッコロジー』に収録されたBBAの楽曲はファースト・アルバムの「迷信」、本作の「黒猫の叫び」、未発表曲「Jizz Whizz」、1974年1月から2月にかけて行なわれたイギリス・ツアーのロンドン公演(1月26日)で収録された未発表のライヴ曲「Blues Deluxe/BBA Boogie」の4曲である。
出典
- ^ a b 『オリコンチャート・ブックLP編(昭和45年‐平成1年)』(オリジナルコンフィデンス/1990年/ISBN 4-87131-025-6)p.264
「ベック・ボガート & アピス・ライヴ・イン・ジャパン」の例文・使い方・用例・文例
- こんなに遅くにお邪魔してご迷惑でなければいいのですが⑩出港するセックスする
- ケイジャン、R&B、ジャズ、ゴスペルとともにザイデーコも演奏された。
- M&Aブティックに会社の売却を相談します。
- M&A銘柄を取引する
- コングロマリット型M&Aとは、二つの異なる産業や地域の間の企業合併である。
- M&Aはバイヤーズ・バリューがセラーズ・バリューを上回っていなければ成立しない。
- マネジメントバイアウト(MBO)は一種のM&Aだ。
- 積極的なM&A投資家は、ファンドのハンズオフアプローチにしばしば不満を抱いている。
- しばしばM&A業界にては、「資金調達」よりも相手を見つける「ファインディング」のほうが困難と言われる。
- 今日のファッション産業には、ザラ、H&M、ユニクロなど世界をリードする多国籍小売業者が含まれる。
- 我々は、B社を救済型M&Aで吸収合併し、会社再建を行う。
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- 当社は垂直型M&Aによって製造から販売まで一貫性のある体制を構築した。
- 我々は水平型M&Aによって市場シェアの拡大を図った。
- 英語の “October" (10 月)は 8 を意味するラテン語 “octo" が語源である.
固有名詞の分類
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