プロモーション・封切り
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「阪急電車 (小説)」の記事における「プロモーション・封切り」の解説
2011年3月30日に行われた試写会では、宝塚大劇場が上映会場となった。本劇場で映画イベントが開かれるのは、劇場創設以来初めてであった。映画の試写会は東日本大震災直後であったが、阪神・淡路大震災を関西に在住していたため経験していた原作者の有川浩は、「自粛は被災地を救わない。阪神・淡路を経験した私たちはそのことを知っています。エンターテインメントを楽しむことを後ろめたいと思わないでください。映画1本分、本一冊分、自分は経済を回すのだと思って楽しんでください。張り詰めた糸が切れてしまわないために、気持ちのゆとりを作るためにエンタメはあるのです」と、経験者の立場から自粛ムードに揺れる世相について語った。その思いは中谷美紀ら出演者が受け継ぎ、全国の映画館で舞台挨拶を行った際に、繰り返し述べられたという。戸田恵梨香、相武紗季、鈴木亮平ら、関西出身の出演者のなかには被災した経験を持つ者もいる。 2011年4月6日から、阪急電鉄の一部車両に映画公開をPRするヘッドマークが掲出された。 2011年4月29日からTOHOシネマズ日劇3ほか日本全国の東宝系劇場で公開されたが、関西では4月23日から先行上映された。関西地区32スクリーン先行上映ながら、2011年4月23・24日の初日2日間で興収5,815万4,800円、動員4万4,166人になり映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場第7位となっている。全国80スクリーンに拡大公開された第2週には第6位にランクインしている。上映館数が83スクリーンと少ない劇場館数ながら6月15日に興行収入10億円を突破したと発表。2012年に発表された興行収入は11.4億円。 また、舞台となった阪急今津線沿線のTOHOシネマズ西宮OSでは、興行47日目時点で動員数7万6,346人を記録し、同館においてそれまでトップだった『アバター』での全116日間で7万6,029人という記録を超えた。
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