【ブルーエンジェルス】(ぶるーえんじぇるす)
アメリカ海軍の公式アクロバット飛行隊。
ペンサコーラ海軍航空基地(フロリダ州)を本拠地とし、青に黄のストライプカラーが特徴的である。
アメリカ空軍のアクロバット飛行チーム「サンダーバーズ」とはライバル関係にあり、共に世界でも高レベルのアクロバット飛行能力を誇る。
ちなみに本チームのエビエーターは、激しい機動飛行を行うにもかかわらず、Gスーツや酸素マスクを着用しないという伝統がある。
歴代の使用機
- F6F(1946年7月~8月)
- F8F(1946年8月~1949年)
- F9F-2(1949~1950年6月)
- F9F-5(1951年~1955年)
- F7U-1(1952年~不明)
- F9F-8(1955年~1957年)
- F11F-1(1957年-1969年)
- F-4J(1969年~1974年12月)
- A-4F(1974年12月~1986年11月)
- F/A-18A/B(1986年11月~2008年1月)
- F/A-18C/D(2008年1月~)
- C-130T「ファット・アルバート」
※チームの輸送支援の他、一時期はショーの前座としてJATOを使用した短距離離陸のデモンストレーションも行っていた(JATOの在庫が無くなった為現在は行っていない)。
なお、運用は海兵隊が行っている。
唯一の来日
空軍のサンダーバーズはこれまでに数度来日し、同盟国空軍である航空自衛隊のブルーインパルスとも競演したことがあるが、本チームの来日は現在までに一度だけである。
1971年、チームは創設25周年を記念した極東ツアーの一環として来日し、航空自衛隊小牧基地で演技を行うことになった。
しかしこの時、演技に使用していたF-4Jのエンジン(J79-GE-10ターボジェット)の騒音と振動で「窓ガラスが割れた」「屋根瓦がずれた」などの近隣住民の苦情が相次ぎ、展示飛行は1回だけで終わることになった。
これ以後、2013年現在に至るまでチームは日本での展示飛行を行っていない。
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