フードロイド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/01 15:10 UTC 版)
「仮面ライダーフォーゼ」の記事における「フードロイド」の解説
仮面ライダーフォーゼや、仮面ライダー部の活動を支援する、小型サポートドロイド。ラビットハッチに残された図面を基に歌星賢吾が開発したもので、命名は城島ユウキによる。 待機時は食べ物や飲み物の姿を模したフードモードを取っており、それぞれに対応したアストロスイッチをスイッチソケットに挿入することでロイドモードに変形し、自律行動する。 ストーリー展開の都合上、仮面ライダーは番組の放映時間の終盤にしか活躍できないので、それまで子供たちが飽きないように惹きつけるためのキャラクターとして案出されたのがフードロイドである。作品の舞台となるのが高校なので、高校生が所持していてもおかしくないような物をテーマに検討が重ねられた。誰もが真っ先に発想するであろう文房具は、玩具史上あまりヒットしてこなかったために避けられ、代わって採用されかけたのが宇宙服を着た動物の「宇宙アニマル」という案であった。ところが、東映は本物の動物を登場させるつもりで動いていたものの、手間がかかりすぎるという理由から土壇場で廃案となってしまった。 制作スタッフは悩んだ末、プレックスのデザインチームから出た野菜という案から、高校生がよく行くファーストフードに着眼した。「スイッチを入れると動くミニロボット軍団」をコンセプトとし、メカらしくアレンジされたファーストフードから変形するドロイドが本作品のサポートアイテムとなったのである。だが、面白い形の相棒ロボットとなったのを正当化するために、ユウキによってデザインされたというのが後付けされた。なお、シリーズ前々作『仮面ライダーW』の「メモリガジェット」、前作『仮面ライダーオーズ/OOO』の「カンドロイド」と動物メカが続いていたため、フードロイドには『ショートサーキット』や『ウォーリー』のように特定のモチーフを持たせないことが想定されていた。しかし後半になるにつれ、造形がどんどん動物寄りになっていったので、プレックスの小林大祐はデザインチームへの軌道修正依頼に苦労したという。固有のスイッチが付くことから、それに連動するようにゼンマイやギアによるギミックを入れているため、それなりの重さになったという。 各アイテムの名称は、食べ物と機能を組み合わせてソビエト連邦風の響きとなるように決められている。
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