ふくいずみ【フクイズミ】(食用作物)
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登録番号 | 第14889号 |
登録年月日 | 2007年 3月 2日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | ふくいずみ よみ:フクイズミ |
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品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 | |
品種登録者の住所 | 茨城県つくば市観音台三丁目1番地1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 岡本正弘、田村克徳、梶亮太、溝淵律子、平林秀介、深浦壮一、八木忠之、西村実、山下浩 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「西海199号」に「北陸148号」(後の「どんとこい」)を交配して育成されたものであり、育成地(福岡県筑後市)における成熟期は早生、稈の長さがやや短、耐倒伏性が強の粳品種である。稈の長さはやや短、太さは中、止葉葉身の姿勢(初期観察)は立、葉身表面の毛茸及び葉の緑色の程度は中、葉耳のアントシアニン色は無である。穂の主軸の長さはやや短、穂数は中、穂の抽出度は穂軸もよく抽出、主軸の湾曲程度は垂れる、穂型は紡錘状、外穎の毛茸の多少は中、穎色は黄白、外穎先端の色(ふ先色)は白、護穎の長さは短、色は黄白、穎のフェノール反応は無である。芒は有、色(初期観察)は黄白、最長芒の長さは極短、芒の分布は先端のみである。玄米の長さ及び幅は中、形は半円、色は淡褐、香りは無又は極弱である。胚乳の型は粳、出穂期(50%出穂)及び成熟期は早生である。穂発芽性はやや易、耐倒伏性は強、脱粒性は難である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-i、穂いもちほ場抵抗性はやや強、葉いもちほ場抵抗性は中、白葉枯病抵抗性品種群別は金南風群、白葉枯病ほ場抵抗性は中、しま葉枯病抵抗性品種群別は日本水稲型(+)、ツマグロヨコバイ抵抗性品種群別は感受性群、トビイロウンカ抵抗性遺伝子型は+である。胚乳のアミロース含量は4型、蛋白質含量はやや低である。「日本晴」と比較して、耐倒伏性が強いこと、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-iであること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成4年に農林水産省九州農業試験場(現独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構、福岡県筑後市)において、「西海199号」に「北陸148号」(後の「どんとこい」)を交配し、6年に雑種第4代で個体選抜を行い、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、16年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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