ヒレナガゴンドウとコビレゴンドウとは? わかりやすく解説

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ヒレナガゴンドウとコビレゴンドウ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/12 23:53 UTC 版)

ゴンドウクジラ属」の記事における「ヒレナガゴンドウとコビレゴンドウ」の解説

ゴンドウクジラ属体表真っかあるいは濃い灰色である。頭部丸く若干ずんぐりむっくりしている。 ヒレナガゴンドウとコビレゴンドウはかなり良く似ている分布重なっている海域ではこれらを区別することは困難であるが、胸びれ長さ歯の本数、頭の形などにより判別することが可能である。コビレゴンドウ、特に年を取った雄の頭は丸い。ヒレナガゴンドウコビレゴンドウよりも若干頭が四角く、額が口よりも前にせり出している。 出産直後体重は60kg程度である。成体体長は4-7m、体重は1,000-3,000kgである。寿命は雄が45歳、雌が60歳程度である。 共に10頭から30程度群れ成して行動する。非常に活発に行動し人間ボート近づくこともしばしばある。 主食イカである。またゴンドウクジラマグロはしばしば同じ海域見られる。これはゴンドウクジラマグロ食べるからではなく、共にイカ食べるからであると考えられている(えびす#多様な神格とその由来参照)。 ゴンドウクジラは他のクジラ比べて海岸乗り上げてしまうことが多い。これは、海岸近く産卵するイカ追いかけ海岸まで来てしまうのだろうと考えられている(ただし、座礁には様々な説がある)。オーストラリア南西部海岸の例では、1996年ヒレナガゴンドウが約320頭、2018年にはコビレゴンドウが約150頭が打ち上げられている。 コビレゴンドウ日本近海形態異なる2タイプ亜種生息している。通常マゴンドウよばれるタイプと、一回り大きく形態異なるタッパナガと呼ばれるタイプであり、両種は寒流と暖流潮目である銚子付近を境に別個分布している。タッパナガはシオゴンドウとも呼ばれコビレゴンドウ別種とする説も一部にある。 また、ヒレナガゴンドウ北太平洋では見られないが、日本国内北海道礼文島千葉県)の遺跡からの発掘調査部分的骨格発見されかつては少なくとも日本沿岸生息していた事が確認されている。一説には、ヒレナガゴンドウ地方絶滅今日のタッパナガとよばれる北方形態誕生促したとされている。 失われたヒレナガゴンドウニッチコビレゴンドウ入り込み進化適応したという原理である。

※この「ヒレナガゴンドウとコビレゴンドウ」の解説は、「ゴンドウクジラ属」の解説の一部です。
「ヒレナガゴンドウとコビレゴンドウ」を含む「ゴンドウクジラ属」の記事については、「ゴンドウクジラ属」の概要を参照ください。

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