ドレス・コードの歴史とは? わかりやすく解説

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ドレス・コードの歴史

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 03:49 UTC 版)

礼服」の記事における「ドレス・コードの歴史」の解説

このようなドレス・コード基礎は、17世紀フランスにおいて発生した考えられている。絶対王政時代フランスでは、国の秩序を守るため、貴族爵位別によって明確に服装区別されまた上階級流行下層階級に及ぼす影響大きかった。この時代ドレス・コードは、「宮中服」(ローブ・デコルテローブ・モンタント)と「略服」(ネグリージェ)に大別され、「略服」は、宮中以外で着る衣服全般を指す。ウェストコートやクラバァット(ネクタイの祖)が一般化したのも17世紀末のフランスである。 T.P.O.によって衣服明確に区別されるようになったのは、19世紀入った1815年頃からである。18世紀末から19世紀初めにかけて、イギリス社交界におけるボー・ブランメル活躍により、黒色男性服が徐々に一般化し1818年にはこの傾向確立した当時男性服の流行中心イギリスであり、このような服装イギリスからフランス、そしてヨーロッパ中に広がっていった。この頃女性衣服には、「イブニング」「ディナー」「アフタヌーン」「ガウン」「スーツ」という5種類基本形があり、これを時間に応じて着分けることが19世紀末には一般に普及した20世紀初頭の男性服の基本形は、「燕尾服」「スモーキング」「フロックコート」「ガウン」」「スーツ」の5種類であり、これらを訪問ディナー夜会朝食紳士集会舞踏会、大宴会結婚式葬式教会観劇コンサートなど、25種類上の機会別に着分なければならなかった。 1870年以降ドレス・コード決まりイギリス紳士によってイギリスの植民地外交訪問先に移入され世界各地波及していった。その後各国諸条件合わせて変化しつつ受容されている。

※この「ドレス・コードの歴史」の解説は、「礼服」の解説の一部です。
「ドレス・コードの歴史」を含む「礼服」の記事については、「礼服」の概要を参照ください。

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