ドラマの主題歌として
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/21 08:13 UTC 版)
「ラブ・ストーリーは突然に」の記事における「ドラマの主題歌として」の解説
佐橋佳幸のギターのカッティングによる長めのイントロで始まる。ドラマでは、まずオープニングのタイトルバックで流れるが、この時はイントロが長めにカットされ、イントロ終了近くからスタートしている。またオープニングやドラマ途中などで流れていたドラマ用のミックスと、シングル用のミックスは異なったものであり、ドラマ用のミックスでは、ドラム音などは打ち込み音を強調し、楽器音を前面に押し出したミックスとなっており、シングル用のミックスでは、生ドラム音などの楽器の音圧は抑え目になっており、小田のボーカルを前面に押し出したミックスとなっている(唄い回しも微妙に違う別テイクである)。 ドラマの中では、歌の部分をインストゥルメンタルに変えたバージョンがBGMとして使われた。ドラマ終盤、状況が一変したり、登場人物の心境が大きく変わったりする山場でギターカッティングから始まるこのイントロから歌の部分が毎話挿入され続ける。また、最終回第11話のストーリーのクライマックスである3年後のシーンでのみ、ギターカッティングが完全にミュートされたインストゥルメンタルバージョンが利用され、時間とともに登場人物の環境が一変したことを感じさせるサウンドの演出となっている。 それまでのテレビドラマでは、主題歌と挿入曲には明確な線引きがあり、主題歌がドラマの中で使われることは少なく、挿入されるとしても、インストゥルメンタルにアレンジされたものがBGM的に使われるだけである場合が多かった。 以降、この手法を受け継いだドラマが民放で量産され、特に同じフジテレビの月9枠から、『101回目のプロポーズ』とCHAGE and ASKAの「SAY YES」(1991年)、『素顔のままで』と米米CLUBの「君がいるだけで」(1992年)、『やまとなでしこ』とMISIAの「Everything」(2000年)など、ドラマ・主題歌ともにヒットした作品が次々と生まれた。さらにはNHKの連続テレビ小説でも、『ひらり』においてDREAMS COME TRUEの「晴れたらいいね」を起用しヒットを収めている。
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