ドニーデン【ドニーデン】(草花類)
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登録番号 | 第5591号 |
登録年月日 | 1997年 3月 19日 | |
農林水産植物の種類 | ゆり | |
登録品種の名称及びその読み | ドニーデン よみ:ドニーデン |
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品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 2000年 3月 21日 | |
品種登録者の名称 | 株式会社新津園芸、須佐義博、佐藤文則、佐藤栄一、佐藤嘉久 | |
品種登録者の住所 | 新潟県新津市大字浦興野18番地、新潟県南蒲原郡田上町大字曽根新田163、新潟県新津市大字出戸262、新潟県新津市大字浦興野18番地、新潟県新津市大字興野18番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | W.F.ドリーン | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「ビーナス」に育成者所有の系統を交配して選抜,育成されたものであり,花はかなり大輪で地色が黄白色で中肋部が紫赤色及び浅緑黄色の切花,花壇向きのやや晩生種である。 草丈は75~99cm,茎の直径は5.0~9.9mm,上部の色は緑,中部及び下部の色は淡褐,毛じは無,節間長は茎の中央部は10~19mm,止葉下は20~39mmである。葉序は3/8,葉の全体の形は広披針形,葉身中央部のそりは内反転,先端部のそりは外反転,ねじれは無,長さは12~15cm,幅は20~29mm,数は中,着生角度は60~89゜である。つぼみの形はⅦ型,花の向きは60~89゜,花房の形状は総状花序,花形はヤマユリ型,一重・八重の別は一重である。花径は210~239mm,内花被の長さは13~17cm,幅は50~59mm,外花被の長さは12~15cm,幅は30~39mmである。花色は花弁の基部は浅黄緑(JHS カラーチャート3109),地色,縁部及び裏面は黄白(同2502),中肋部は紫赤(同9714)及び浅緑黄(同2703)である。内花被1枚の斑点の数は70以上,外花被は20~29,斑点の色は暗紫赤(同9710),つぼみの色は淡黄緑(同3102),内花被の形はⅤ型,外花被の形はⅧ型,内花被の反転の程度はⅧ型,外花被の反転の程度はⅣ型,花被のねじれは1/8~1/4,花被上の乳状突起は有である。やくの色は赤,花粉の色は赤褐,第1花梗の長さは60~89mm,花梗への葉の着生は有,第1花梗の向きは60~89゜,花の香りは中,開花期はやや晩である。 「インプレッシブ」と比較して,花房の形状が総状花序であること,花弁中肋部の色が紫赤及び浅緑黄であること,花弁の斑点の色が暗紫赤であること等で,「紅の香」と比較して,草丈が高いこと,花弁中肋部の色が紫赤及び浅緑黄であること,内花被及び外花被の斑点の数が多いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,育成者のほ場(ニュージーランド)において,1985年に「ビーナス」に育成者所有の系統を交配し,1989年にその実生開花株の中から選抜,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,その特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 なお,出願時の名称は「オーロラ」であった。 |
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