トーチ概要
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「2012年ロンドンオリンピックの聖火リレー」の記事における「トーチ概要」の解説
データ この高さ800mm、重さ800gの金色のトーチは、2010年12月に開発がスタートされた。燃料はプロパンガスとブタンガスの混合物。ロンドン五輪組織委員会は強風・霧雨対策として、ミュンヘンにあるBMW社のエネルギーおよび環境テストセンター(ETC)にも耐久試験を依頼した。毎時80kmの強風、毎時50mmの雨への耐久を目指した。 デザインはバーバー&オズガビー(英語: Barber & Osgerby) (Edward Barber and Jay Osgerby)によるもので、聖火リレーが始まる前の2012年4月24日、2012年度のイギリス「最優秀デザイン賞」に選ばれた。 特殊アルミ合金製の表面には、聖火リレー走者のおよその人数を表す8000個の丸い穴が、レーザーカットによって開けられているのが特徴。この穴による軽量化や、ランナーの手への熱伝導緩和など、機能性も評価されての受賞だった。 なお、上部の形状が三角形になっているのは、以下の3にインスパイアされたためという。The three Olympic values - 「respect」「excellence」「friendship」 The Olympic motto - 「faster」「higher」「stronger」(より速く、より高く、より強く) The vision of the 2012 Summer Olympics - 「sport」「education」「culture」 今回で3度目のロンドン五輪開催 予算と売買 トーチの制作費は1本約500ポンド(約6万2500円)といわれ、五輪公式スポンサーから五輪組織委員会へ、無償で提供された。また、約8000人の聖火ランナーのうち希望者は、1本200ポンド(約2万5000円)で購入が可能だった。中には、購入後にネットオークションに出品する人も聖火リレー開始数日後から発生。その後、ロンドン五輪組織委員会も公式オークションサイトを開設し、トーチの販売に至った。
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