トヨタM15A-FKSとは? わかりやすく解説

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トヨタ・M15A-FKS

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/05 09:53 UTC 版)

トヨタ・M15A-FKS
生産拠点 トヨタ自動車
製造期間 2020年1月 -
タイプ 直列3気筒DOHC12バルブ
ガソリン車専用エンジン
排気量 1,490cc
内径x行程 80.5mm×97.6mm
圧縮比 14
最高出力 88kW(120PS)/6,600rpm
最大トルク 145N・m(14.8kg・m)/4,800〜5,200rpm
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トヨタ・M15A-FKSは、トヨタ自動車エンジン(ICE)ダイナミックフォースエンジン)の内の一つ。初搭載は、2020年2月10日発売の4代目(日本仕様は初代扱い)トヨタ・ヤリス。Fは実用DOHC、Kはコンベンショナル(ICE・非ハイブリッド)ガソリン車用ミラーサイクル、Sは筒内噴射を意味している。

概要

トヨタの自動車用直列3気筒のガソリンエンジンとしては2004年ダイハツ工業と共同開発した1.0LのKR型以来、約16年ぶりとなる。可変バルブタイミング機構が採用されており、吸気側がVVT-iW、排気側がVVT-iとなっている。

M20A-FKSボアストローク比を維持したまま3気筒化して開発されているが、以下のようにM20Aとは異なる部分が多い(データは全て発売時の4代目ヤリスのもの)[1]

  • アイドリング時における3気筒特有の偶力振動を相殺するため、1次バランサーシャフトを備える。
  • 車のキャラクターに合わせてパワーより燃費に振っており、圧縮比が14に高められている。
  • 費用対効果の関係で、燃料噴射システムはM20Aの直噴・ポート併用のD-4Sに対して、M15Aは直噴のみのD-4を用いている。
  • ピストンや冷却系などは新たに設計し直し、駆動ロスや流路抵抗などを低減している。
  • 補機ベルトやタイミングチェーンなど、少気筒化でも損失が減らない部分のロスが相対的に大きくなってしまう関係で、スペック上の熱効率はM20Aより少し低く39%となっている(ハイブリッド版のM15A-FXEは40%)。

系譜

諸元[2]

  • 排気量:1,490cc
  • 内径×行程:80.5mm×97.6mm
  • 圧縮比:14.0
  • 最高出力:120PS(88kW)/6,600rpm
  • 最大トルク:14.8kg・m(145N-m)/4,800〜5,200rpm

搭載車種

脚注・出典

  1. ^ 『ヤリスのすべて』三栄書房 2020年2月10日刊行 P48
  2. ^ トヨタ ヤリス主要諸元表 - トヨタ自動車

関連項目

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