データ記述言語登場の背景とは? わかりやすく解説

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データ記述言語登場の背景

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/19 16:32 UTC 版)

データ記述言語」の記事における「データ記述言語登場の背景」の解説

データ記述言語は、以下の点に主眼置いて作られた。 複雑なデータ構造をもつデータ格納するデータ記述方法個々データ要素へのアクセス方法共通化をはかる。 データテキスト形式格納する。 1 については、例えば、テキスト文字表現可能で単純に並列列挙されるデータであれば、あえてデータ記述言語用いず単純なテキストファイル使用することで対応できるこのようなデータいくつかのグループ分類され各グループ並列列挙されている場合でも、グループ毎に見出し付け工夫をすることで対応できるこのような形式は、アプリケーションOS設定ファイル例えば、Windowsiniファイル)などで古くから多用されてきた。 しかし、データ構造複雑になり、深い木構造をもっていたり、繰り返し現れる要素があったり、要素現れる順番が意味をもっていたり、さらにこれらが複雑に組み合わさったりすると、単純な列挙記述では間に合わなくなる。このような複雑なデータでは、従来は、アプリケーション個別特殊な表記方法データフォーマット工夫することにより対処してきたが、それによって 2 の問題生じた。 2 については、従来データ格納する方法システムアプリケーションによってばらばらで、さまざまなフォーマット乱立していた。プログラム開発者はデータ読み書きするプログラム個々ソフトに合わせてその都度作成せねばならず、また、データファイル自体特殊な形式をもっているために汎用性失われる問題生じていた。インターネットの普及とともに、特にデータ交換必須分野データファイルフォーマット個々データへのアクセス方法統一する必要性生じた。 3 については、従来データファイルではバイナリ形式呼ばれる方法多用されていた。これは数値文字によって記述するではなくそのまま値としてファイル書き込む方法である。バイナリ形式は、同じデータならばテキスト形式比べて少なファイルサイズデータ格納できる利点があり、コンピュータ補助記憶装置資源乏し時代にはごく普通に用いられた。バイナリ形式データは現在でも多くアプリケーション用いられており、特にデータサイズが重要な意味をもつ圧縮データでは必須となっている。しかし、バイナリ形式は、そのままでは可読性低く、生のデータを人が読み書きするのが困難であるという欠点をもっている。このためデータ記述言語ではテキスト形式用いているのが一般的である。

※この「データ記述言語登場の背景」の解説は、「データ記述言語」の解説の一部です。
「データ記述言語登場の背景」を含む「データ記述言語」の記事については、「データ記述言語」の概要を参照ください。

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