データ表現の規則
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/31 01:05 UTC 版)
「マンチェスタ符号」の記事における「データ表現の規則」の解説
マンチェスタ符号による11011000100の符号化(G.E.トーマスの規則による) マンチェスタ符号のデータの表現には、2つの対立する規則がある。 最初に作られた規則は、1949年にG.E.トーマスが発表したもので、多くの人(アンドリュー・タネンバウムなど)が採用した。これは、ビット0の場合、信号レベルは「ロー・ハイ」(ビット期間の前半は低レベル、後半は高レベル)、ビット1の場合、信号レベルは「ハイ・ロー」になる。 2つ目の規則もまた多くの人(ウィリアム・スターリングス(英語版)など)が採用しており、IEEE 802.4(トークンバス)や低速のIEEE 802.3(イーサネット)などの標準にも採用されている。これは、ビット0の場合、信号レベルは「ハイ・ロー」、ビット1の場合、信号レベルは「ロー・ハイ」になる。 マンチェスタ符号化された信号を反転すると、一方の規則から別の規則に変換することができる。この曖昧さは、差動マンチェスタ符号化(英語版)によって克服することができる。
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